日経新聞2004.12.15「日米安保と米軍再編を考える」

■この特集記事では、米軍再編問題を世界的な規模で捉えていて面白い。

■米軍再編の基本的な考え方は、「テロの脅威に対して、柔軟で、長距離展開の可能な軍隊編成にする」ということであるらしい。

■テロに対しては、兵力数で圧倒する戦い方は、効果が薄い。ランチェスター流にいうと、テロリストは徹底した局地戦で仕掛けてくる。地域を限定されてしまうので、数は通用しない。むしろ、コスト要因となって、作戦全体を圧迫する。

■そこで、高い攻撃力と機動力を持つ「ストライカー部隊」の投入をもくろむ。これは、局地戦における戦闘力のすこぶる強い部隊である。ランチェスターの第一法則でいえば、数よりもE(エクスチェンジレート)を上げることに注力する。

■そのストライカー部隊の投入の前提として、周辺諸国に「受け皿基地」をつくろうというのが、今回の米軍の戦略である。

■ストライカー部隊の戦術力を生かすためには、受け皿基地の確保と整備という戦略が必要になるわけである。

■これはランチェスター流にいうと{1対2}の割合で重要なのである。戦術1に対して、戦略は2重要であるとする、ランチェスター理論の中でも、非常に有効性の高い理論がここで活かされる。

■ただ、ブッシュ政権はEUとぎくしゃくしているので、難航しそうであるという話。

■ランチェスター戦略は、もともと戦争の戦略なので、こういう事例とは相性がいい。ということで書かせていただきました。

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