2002年4月に発売されて、いまだ初版が書店に並んでいる本である。
あまり売れていないのかな。。。

ただ、この本、マーケティングの神様フィリップ・コトラーが、新境地に挑んだものであり、非常に読み応えがある。

ここでとりあげているのは、ニューエコノミー時代のマーケティングである。
学者コトラーの書くことだから、特に予見性や新規性があるわけではないが、数年前の米国の状況を体系的にまとめあげている。
状況をコトラーらしく整理しているという意味で、とても効果的な本である。

私はこの本をランチェスター協会の青木先生から薦められて読んだのであるが、私にとって非常に示唆に富んだ刺激的な内容であった。

なんせ、あのコトラーが「マーケットの変化があまりに速く、マーケティングが追いつけなくなっている」と述べているのである。

ここで提唱されているのはホリスティック(全体論的)・マーケティングという概念である。

近代の経営は、分業を進め、部分効率化を極めることで発展してきたのであるが、それでは市場のスピードについていけなくなってきた。だから全体最適化をしないことには、対応できない。。というわけである。

もちろん、多くのマーケターは類似することを言っているのであるが、コトラー先生は、それをまとめ体系化し、マーケティング活動のフレームワークまでつくってくれている。

内容はいつもの通り、広く浅いものであるが、私のような者にとっては、辞書のように使うことができて重宝するのである。

重要な概念が数多く出てくるので、それはおいおい紹介しますが、まずは、この本を読んでみることをお奨めします。。。
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