医療の専門家に気軽にネット相談 オールアバウトが新サービス

■医療情報については案外ブラックボックスになっているというのが私の印象です。

例えば、癌治療については、数年で飛躍的に進歩があると言われます。今の技術なら死ななくて済んだのに…と残念がる遺族も多いでしょう。

ただし、その先端医療に関する情報をすべての医者が持っているとは限りません。本当は、死ななくて済む病気なのに、たまたまかかった医者が治療法を知らなかったためにみすみす治療の機会を失ってしまうということがあるかも知れません。

不安を煽りたいわけではないですが、そういうことがないと言い切れますか?

■ブラック・ジャックは「素人が半端な医療知識を振りかざすな」と怒っていましたが、何様なんでしょうね^^;まあ、神様のような技術を持つ彼なら許されるのかもしれませんが、本来は、サービス受益者である素人も情報収集する努力をしなければなりません。

ネットワーク時代になって、情報が十分に与えられるようになったかと言われれば、実はそうではないかも知れません。多くの情報提供ビジネスが生まれたのは、情報格差を解消しようという動きの表れだと考えることもできますし、実は情報格差が広がっていると考えることもできます。

いわゆるweb2.0といわれる時代には、情報の双方向性が進んで、格差は消滅していくのでしょうか?

私は基本的に、専門家が情報を隠したり小出しにしたりする行為は既得権益を守るだけで、社会の健全な発展を阻害すると考えています。

デジタル化する社会が、我々にとって進歩発展につながることを望みます。

■このオールアバウトの試みは、どの程度の専門知識の提供をすることができるのでしょうか?「専門医に相談してください」という言葉でお茶を濁さずに、とことんやってもらわないと価値がありませんよ。

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