緑茶、初のマイナス 06年清涼飲料市場 「お〜いお茶」圧勝

■緑茶市場も落ち着いてきました。各社、このまま横ばいが続くと言っていますから完全な成熟市場です。

清涼飲料市場全体は、もう少し前から市場の縮小が始っています。コカコーラ、サントリー、キリンによる市場の寡占化が進みます。成熟市場においては、営業力の差が大きく影響するので、この流れは動かないでしょう。

その中にあって緑茶は成長してきた期待の商品だったのですが、とうとう縮小に転じたというわけです。

■緑茶における伊藤園の健闘はすばらしいですね。ライバルメーカーと比較して、大きな企業というわけではないのですが、緑茶市場を牽引してきたリーダーとして、そのままトップを守り続けています。

成熟市場となった時点で、トップの位置にいるということは、競争を相当有利に進めることができます。ここまで先行逃げ切りに成功したわけですな。

緑茶市場の黎明期から成長期にかけて、伊藤園がどのような戦略をとってここに至ったのか、研究してみるのも面白いですね。

スポンサードリンク