■緑茶市場も落ち着いてきました。各社、このまま横ばいが続くと言っていますから完全な成熟市場です。
清涼飲料市場全体は、もう少し前から市場の縮小が始っています。コカコーラ、サントリー、キリンによる市場の寡占化が進みます。成熟市場においては、営業力の差が大きく影響するので、この流れは動かないでしょう。
その中にあって緑茶は成長してきた期待の商品だったのですが、とうとう縮小に転じたというわけです。
■緑茶における伊藤園の健闘はすばらしいですね。ライバルメーカーと比較して、大きな企業というわけではないのですが、緑茶市場を牽引してきたリーダーとして、そのままトップを守り続けています。
成熟市場となった時点で、トップの位置にいるということは、競争を相当有利に進めることができます。ここまで先行逃げ切りに成功したわけですな。
緑茶市場の黎明期から成長期にかけて、伊藤園がどのような戦略をとってここに至ったのか、研究してみるのも面白いですね。
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