ソフトバンクの孫社長「強者の立場での競争始まる」(日本経済新聞・有料会員限定)

■「強者の立場での競争」というのは、孫正義氏特有のハッタリですね。

まだその立場にはありません。NTTへの牽制か、マスコミ向けの陽動作戦です。

■ただ、記事にある発言は、これまでのソフトバンクの戦略を示しています。

「今までは端末、つまりiPhoneで差別化をしており、それ以前は(ホワイトプランなど)料金プランで差別化をした」というところです。「曲芸のような無理をした」戦いだったといっており、まさに弱者の戦いの特徴を言っています。

■「これからは世界をベースにした規模の経済で購買力が働くようになる」「1億人のユーザーを持つ状況の中で強者の立場としてどう戦いを進めていくかを考える」なんて言っていますが、このあたりはブラフですね。

世界規模でみればNTTをしのぐかもしれませんが、そんな全体シェアをみても仕方ありません。

シェアはあくまで個別局面でみるものです。

つまり日本国内においては、未だNTTドコモがナンバーワンです。そんなドコモに強者の戦いなど仕掛けていたら、ボロボロにされてしまうでしょう。

孫社長はそんなこと先刻承知のはずです。これはNTTを挑発し、敵失を誘う程度の発言ですね。

■NTTは乗せられて、国内で妙な差別化を行ったり、焦って無理なM&Aをしないことですよ。

国内では強者の戦略を貫くことです。

■それにしても孫正義氏は相変わらず面白いですねーー

いつまで経ってもハッタリを言う。その精神は立派だと思います。
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