アップルの"化けの皮"を歌姫が引き剥がした なぜ宣伝負担を業界に押しつけようとしたか

■東洋経済オンラインの記事です。過激なタイトルですね。

アップルが配信する新しい音楽サイトでは、最初の3か月間無料で曲を提供するそうです。

その分の曲の使用料をアーティストに払わないという契約をしようとしたとのこと。

アーティストは、これを拒否して公表。慌ててアップルは、使用料を支払うと約束したそうです。

■広告宣伝費用をコンテンツ作成者に負担させようとする供給業者というのは、よくありそうな話です。

私がメーカーの営業だった時代も、小売や商社から同様の要求がよくありました。売ってやるんだから、文句言うな。といわれているようで、嫌でしたねー。かといって、売ってもらわないと、利益にならないので、拒否することもできませんでしたが。

今回、アップルに対して、拒否の声をあげたアーティストは勇気がありますねー。

■アップルからしてこの要求ですから、他の販売業者の姿勢は言わずもがなです。

前にブログに書きましたが(「コンテンツ作成者の生きる道」)ネット業者、特に情報コンテンツを扱う業者の中には、タダで拾ってきたものを集めて、うまく儲けてやれ。という姿勢が露骨なところもあります。

アップルはまだ、音楽業界を盛り上げようというビジョンがあるようですが、単にうまく儲けてやれという業者も実は多いと思います。

こうしてコンテンツ作成者が毅然とした態度をとりはじめたのは、潮目が変わり出したのではないかと思う次第です。
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