作業服のワークマン、おしゃれに“脱皮”業界のガリバーが若者向けカジュアルに挑戦

■日経ビジネスオンラインの記事です。

作業服小売店のワークマン。全国に約750店舗。作業服小売チェーンのダントツトップです。

ホームセンターやスーパーなどを手掛けるベイシアグループの一員です。

同グループは、ディスカウントビジネスを社是としており、低コスト経営はお手の物です。

ワークマンも、店舗運営や商品開発において、抜きん出たノウハウがあるようです。

■そのワークマンが、若者向けカジュアル衣料に進出しようとしています。

背景にあるのが、少子化による作業員の高齢化と若者離れです。

作業服というニッチ市場で適正サイズのビジネスをしてきたのでしょうが、市場が縮小するのはいかんともしがたいわけです。大きくなった身体を維持するためには、別の餌場を探す必要があります。

それが若者向けのカジュアル衣料という、ユニクロやしまむらなどが存在する市場です。

少子高齢化は、ここにも大きな影響を及ぼしているという事例です。

■ワークマンという作業員向けの店が、若者向けカジュアル衣料を狙うとは思い切ったものですな。

とイメージしてしまいがちですが「プロ仕様の機能をカジュアルに活かす」というコンセプトは魅力がないわけではない。

なんとか帆布みたいに、ヨットの生地でカバンを作るという先達もあることですし。

問題は、ワークマンがその市場で強すぎて、あまりにも作業服のイメージがあることですな。

■高機能低価格の店として、ワークマンというブランドが一般に認知されればいいのですが、それには相当のイメージ戦略が必要となるでしょう。

まずは、若い作業員向けにカジュアル衣料を販売していって、形になれば、別ブランド店に看板をかえていくというやり方が自然なのでしょう。

うまくいくかどうかは未知数です。が、ブランドの立ち上げ(あるいはイメージづけ)がうまくできれば、ユニクロとしても脅威になりそうです。

なにしろ、高機能低価格というのは、ユニクロの牙城ですから。

■あるいはユニクロの裏をかいて、いきなり海外進出して、高機能低価格イメージを作るというのも面白いですね。

もっとも、海外においても、日本と同じオペレーションが機能するとは限りませんので、それはそれで別の苦労がありまずが、それぐらいやってほしいものです。

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