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■地方の航空会社の事例です。大手でもないLCCでもない中小の航空会社が、こうして生き残っていくことは誠に喜ばしいことです。

この会社、フジドリームエアラインズ(FDA)は、富士静岡空港を拠点としています。当初は、静岡−小松、静岡−熊本、静岡−鹿児島の3路線のみからスタートしました。

今では、16路線に拡大しているとか。立派に運営されています。

■この会社が面白いのは、大手航空会社の資本が全く入っていないこと。ピーチにしろ、エアドゥにしろ、スターフライヤーにしろ、ANAの資本が入っています。

機体整備や販売システム利用など様々な場面で大手の手助けがあれば心強いはず。こちらのように、地元企業の資本だけで成り立っているというのは驚きです。

■なぜこのような小さな航空会社が成り立つのか。

小さな会社ですから、大手と競合しては一たまりもありません。

だから、東京や大阪など、需要の大きなところへは路線を作らず、大手が撤退した地方と地方をつなぐ路線に特化しています。

地方と地方なら需要が小さいので、大手は相手にしません。ブルーオーシャンです。

しかしそんな小さな需要で成り立つのか、と思いますが、それを成り立たせるように、地道に需要を喚起し、コストを抑えた運営をしているわけです。

簡単に言ってしまえば、販売額>コストが成り立つような経営の仕組みを作ったということです。

■記事では4つの独自戦略としてまとめています。

(1)独自の訓練体制を持つ

(2)独自の販売システムを持つ

以上は、コストを下げるための工夫ですね。

(3)地方自治体と連携し需要喚起する

(4)チャーター機需要を取り込む

以上は、コスト以上の販売需要を得るための活動です。

■そういえば、天草エアラインという地方空港も独自の工夫で、ローコスト経営を実現していました。

あちらも、フェイスブックで宣伝したり、社内ではCAとの記念撮影に応じたり、そんな型破りが話題になっていましたが、本質は従業員が一体になって、経営を維持する体制を作ったことです。

やればできる。工夫次第なんですね。ANAやJALのやり方を当たり前だと思わなければ、きっとアイデアは出るんですよ。

そのためには少々ラフで型破りな方がいいんでしょう。

■FDAは、「観光バス2台分」を売りに、チャーター機需要を取り込もうとしています。

同社が持っている飛行機は、84席の小型機です。その小ささを前面に押し出した販売施策です。

確かに地方企業や自治体と連携すれば、貸し切り需要は取り込めるのでしょう。今年は、1500便のチャーターを目標としているというのですから大したものです。

■海外には、地方空港をつなぐローカル航空会社がけっこうあると聞きますが、日本でもようやく出来てきたという事例です。

FDAにはこのまま維持していただきたい。

さらに他地域でも、このような航空会社ができてくれば、面白いのですがね。



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