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■小さな会社の生き残り策について、いろいろ参考になる記事です。

こちらは、野球用具メーカーの「ベルガードファクトリージャパン」

特に防具に強く、有名メジャーリーガーも使っているとか。

この会社じたいは、少人数運営です。(社長+職人3名)

■もともとOEMを中心とした下請け工場の色合いが濃かった会社ですが、元請会社が生産先を海外に変えてしまったので、倒産の憂き目にあいました。

そこで「OEMは製造側の取り分が2割程度と薄利で、相当量を生産しないと割に合わない」ことから、OEMを最小限に絞り込み、利益率の高い自社商品を中心にビジネスを組み立てます。

それが、防具(レガース)だったというわけです。

■もともと同社の防具は、イチローが使用していたおかげで、メジャーリーガーの何人かに使用されていました。

最初はイチローのチームメイトだけだったのが、チーム移転にあわせて徐々に広がっていったものらしい。

ここはラッキーですが、同社の商品の性能品質が他社に比べて良かったということが前提です。

■少人数経営なので商品を絞り込み、受注生産対応のビジネスが身の丈に合っていました。

いまはSNSがあるので、メジャーリーガーから直接連絡が入ることもあるそうです。

インスタグラムで写真をみせて「こういう形の防具がほしい」とか。

小さな会社にとってSNSは大きな武器となるという事例ですよね。

■ただ同社の製品は日本では浸透していないのだとか。

日本の場合、選手が野球用品メーカーと一括契約してしまうことが多いので、防具だけを同社のものにするわけにはいかないようです。

このあたり、日本の用具メーカーのやり口を批判しておられます。

用具メーカーは日本のプロ野球に対して、1軍、2軍ともに用具を無償提供しているそうです。選手を囲い込み、試合で使ってもらって宣伝してほしいとの思惑ですが、その分が本来の商品単価に上乗せされるわけです。

数年前、若年層の野球人口がサッカーに抜かれましたが、この主な原因は用具が高額なことにある。硬式野球のグローブの平均的な小売価格は5〜6万円。これは莫大な宣伝費が跳ね返っている結果です。メーカーがプロ野球選手への無尽蔵な提供をやめれば、もしかしたら1万円くらいに抑えられるかもしれませんし、野球人口の減少を食い止める一助になるはずです。

これが本当だとすると(本当なんでしょうが)日本の用具メーカーのやり方は成長期のもので、少子化に向かう現在には合わないものです。

泥臭い業界なんでしょうね。しかし今のままでは立ちいかなくなるのは目に見えています。そういう構造が分かったということでも参考になる記事でした。


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