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なにかと活発なドラッグストア業界の記事です。

現在、国内ドラッグストア市場の規模は、6.5兆円。家電量販店に少し足りない程度です。

1位はウェルシア。売上高6231億円。営業利益240億円。営業利益3.8%

2位はツルハ。売上高5770億円。営業利益370億円。営業利益率6.4%

3位はマツモトキヨシ。売上高5351億円。営業利益284億円。営業利益率5.3%

長らくトップ企業だったマツモトキヨシが一気に首位陥落したのが昨年。成長産業らしいダイナミックな合併と買収が行われた結果でした。

ドラッグの1位と2位は、イオンの資本が入っている


現在トップ企業のウェルシアは、イオン系列です。

が、記事によると、2位のツルハも、イオンの資本が約13%入っているらしい。

これは将来的には一つになることが既定路線とみた方がよさそうです。

ウエルシアとツルハが合併すれば、売上高1兆2000億円規模となります。

マツモトキヨシに2倍以上の差をつけることになり、これはどうにも追い付けない規模です。

マツモトキヨシが、量の拡大を諦め、差別化店舗を開発して生き残りを目指さざるを得ない状況です。

コンビニ追撃ののろしが上がるか


それ以上に、1兆2000億円という売上高はなかなかのものですよ。

勢いのある業界だけに2兆円超えも近い将来あるでしょう。そうなれば、コンビニに肩を並べることが現実味を帯びてきます。

ちなみにコンビニ全体の市場規模は、10.5兆円程度。ドラッグとはまだ差がありますね。

セブンイレブンの売上高は、4兆5156億円。

ファミリーマートの売上高は、3兆0093億円。

ローソンの売上高は、2兆1579億円。

セブンイレブンを超えることはまだ遠いですが、ローソンならありそうです。

参考:ドラッグストアがコンビニを食い物にしている

要するに、イオンとセブンの代理戦争


グループ内にコンビニを持たないため成長基調に乗れなかったイオンとすれば、ようやくセブンアイを追撃する足掛かりを得たわけですな。

イオン岡田社長とすれば、この機会を逃す手はありません。

これから数年、ドラッグとコンビニの戦いが本格化していくはず。注目していきましょう。








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