プロ野球球団・横浜DeNAベイスターズの初代代表取締役だった池田純氏に対するインタビュー記事です。
いまとなっては、いくつかの球団が黒字化をなしとげ、経営手法のパターンが見えてきていますが、池田氏は手探りで取り組んでいたことでしょう。
プロ野球球団運営の勝ちパターン
以前のブログでも書きましたが、テレビ放映権があてにできないプロ野球球団とすれば、
1.ターゲットを地域住民、地元企業とする→チケット収入、スポンサー収入、広告収入
2.球場の運営権を持ち、エンターテイメントの場(ボールパーク)にする→野球以外のイベントも開催、球場内の飲食、グッズ販売などの収入
3.収入に応じた経費管理をする→人件費、施設費。特に選手年棒の管理と選手育成計画、スカウトの充実など。
ことで経営していくことになります。
参考:日本プロ野球が生き残るためのビジネスモデル
いまのところ、これが黄金パターンです。
普遍的に使えるメソッド
インタビューの中で池田氏は
地域との関係性、エンタテインメント性……拙著『常識の超え方』(文藝春秋刊)にまとめたメソッドは、普遍的なものです。と語っていますね。未読なので読んでみます。
これは、確かに他のビジネスでも共通しているところがあります。
例えば、小売。
いま成功している小売店といえば、
地域住民の細かなニーズに応えている→地場の食品スーパー、コンビニ。
買い場がエンタメ要素に満ちている→ドン・キホーテ、コストコ。
両方の要素を持っていればなおいいのでしょうが、どちらかでも需要を捉えています。
記事では他のスポーツビジネスでも使えると言っていますが、実際にはもっと普遍的なメソッドなのではないでしょうか。
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