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パナソニックが、デザインに関する考えを一新させるようです。

パナソニックは国内外で、新しいブランドイメージや新事業の開発に取り組む。10月に社内のトップデザイナーを集めた新組織を国内で発足する。海外では2018年にも欧州拠点発の統一デザインを設定し、小物調理家電に採用。日本、アジア、中東など世界に展開する。製品、ブランド、ビジネスモデルに及ぶ領域に従来の枠を超える発想やアイデアを加え、競争力を高める。

よくも悪くも無難だったパナソニックの製品が、これで尖ったものになってくれば面白い。パナソニックが変われば、日本の家電全体が変わらざるを得ませんからね。

これはけっこう楽しみです。

パナソニックの方向性は、自動車関連企業


ちなみにいま、パナソニックはどういう状態か。

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2017年3月期の売上高は7兆3437億円。売上総利益が2兆1865億円。

売上高は低迷していますが、利益率は向上しています。

パナソニックは「成長への足場固め」なんて言っていますが、ありていに言えば、動きが遅い。不採算部門の整理にいつまで時間をかけてるのかって話ですよ。


売上構成をみてみると

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いまの稼ぎ頭は、車載関連のビジネス(車載電池、部品、ソフトウェアなど)です。投資もこの分野に集中しており、パナソニックの方向性は、自動車関連企業になることだといってもいいでしょう。

ただ家電メーカーの英ダイソンが電気自動車を製造するといっているぐらいだから、電気自動車そのものが家電製品になったと考えてもおかしくない。

参考:電気自動車は、家電製品になるのか

パナソニックは、車本体を作るのではなく、あくまで部品やユニットを提供する企業を目指すのでしょうね。


逆にいうと、家電製品そのものは、主業ではなくなるのかも知れません。つまり、デザインありきの製造にシフトするというのは主業ではないのでできる方向性なのかと思う次第です。







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