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元Jリーガー。ガンバ大阪をクビになった人物が、いまはそのガンバ大阪とスポンサー契約をしているという。一種のサクセスストーリーです。

プロ選手として通用しないと自覚して、すぐに方向転換する割り切りはさすがです。


さてこの方は、リサイクル品の取り扱いから始まり、いまはブランド品の買取事業で成功しておられます。

創業5年で売上高219億円。たいしたものです。

後出しじゃんけんのビジネスモデル


ビジネスモデルそのものは、かつて一世を風靡した中古車買い取りの「ガリバー」と同じです。

買い取りを専門として、出口はすぐに同業者のオークションで売却してしまいます。

このビジネスの利点は、オークションの売却価格がある程度読めるので、利益が計算しやすいこと。

自社店舗で販売すればもっと儲かるのでしょうが、そのための経費も発生するし、なにより売れ残りリスクがある。

少々利益が減っても、後出しじゃんけんのようなビジネスの方が確実です。

ブランド品を「金融商品」と言い切る潔さがここでも光ります。


したがって同社(SOU:店舗名は「なんぼや」)は、買い取りに労力を集中できます。

現在はアプリを作って、ブランド品が時間を経るごとに価格棄損していく様を見せているのだとか。恐怖を感じさせるアプリですね。


それにしてもこのビジネスモデルは、経営の世界では広く知られたものです。買い取りではガリバーがダントツのトップで、他社は太刀打ちできませんでした。(いま、ガリバーは小売りにも進出しています)

それが業種を変えることで、成立したのですから、面白いものです。

事業のネタはいろんなところにあるものですね。





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