たしかにすごい。
スウェーデンが誇る世界的ポップグループ「ABBA」のコンテンツが、解散して35年経った今も、一大産業として成立しています。
レストランで食事を出しながらABBAのヒット曲を盛り込んだショーをみせ、その後、全員参加のディスコタイムとなる仕掛けです。
食べる、聴く、歌う、踊る、という参加型のイベントですから、青春時代にABBAを聴いた人からすれば、大満足となるでしょう。
値段はサービス料込みで1人1340スウェーデン・クローネ(日本円で約1万8000円)。テーブル席は全部で450席。満席として単純計算すると1日約800万円の売り上げになる。毎月最
低15回の公演が組まれており、年間にすると約16億円もの売り上げになる。
ただし、懐かしいというだけでは、これほどヒットさせることはできません。
やはりABBAの曲が、現代でも世界的に通用するものだったということでしょう。
ABBA 解散後のビジネス化
ABBAは、1970年代後半に人気を博したグループです。多くの曲は英語で歌われており、主にディスコミュージックとして世界中でヒットしました。
日本でいえば、団塊の世代から団塊ジュニアの間ぐらいの人が青春期を過ごした頃です。ディスコブームに乗って一世を風靡した感がありますので、懐かしいと思う人は多いのではないでしょうか。
ABBAが面白いのは、解散した後も、ビジネスが拡大していることです。
解散後、10年後(1992年)に出たベスト盤が大ヒットし、ブームが再燃。←これはよくあることですね。
さらにその7年後(1999年)、ABBAのヒット曲を盛り込んだミュージカル「マンマ・ミーア!」がヒット。日本では劇団四季が公演しています。
さらに9年後(2008年)には、「マンマ・ミーア!」が映画化されてこれも大ヒット。
10年後となる来年(2018年)には、映画の続編も公開される予定です。
もはや産業!「アバの解散後ビジネス」の秘密
日本でもすぐに応用できそうです
記事がいうように、ABBAに関するビジネスの成功は、多くのショービジネスの参考になるものでしょう。
コンサートとディナーショーとディスコを組み合わせたようなショーに、世界に通用するアイコンをぶつけるとこれだけの多くの観客を集められたわけです。
プレスリー、ビートルズ、マイケル・ジャクソンあたりはそのまま成立するのではないでしょうか。USJとかで公演すれば、外国人観光客も集まるでしょうし、面白そうです。
日本ではどうか。
小ぶりな劇場でしたら、世代に響くアイコン(グループサウンズとか)でも通用しそうです。
外国人観光客のことを考えると、アニメソングとか、ジブリとかをアレンジした方がいいかも知れませんね。
個人的には、サザン・オールスターズでやってほしいところです。曲も多彩だし、活動が長いので多くの世代に響くはずです。
まあ、私が言わなくても、既に企画しているものがあるでしょう。楽しみにしたいと思います。
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