フィットネス米本家「カーブス」、コシダカHDが買収 (日経新聞・有料記事)

カーブスというのは、シャワー施設のない小型フィットネスジムのチェーンです。女性専用の簡易フィットネスジムとして米国を中心に広がっており、日本ではコシダカホールディングスが、1800店以上展開しています。

コシダカホールディングスは、カーブスのほかに、「まねきねこ」というカラオケBOXも運営しており、こちらも好調です。

成熟市場のチャレンジャー企業 コシダカホールディングス

明暗わかれたカラオケチェーンの状況


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コシダカホールディングスは、1967年群馬県前橋市で開業した中華調理屋さんを祖にしています。

1990年、カラオケを開業。2005年にはカーブスを開始。

M&Aも積極的に採り入れながら、成長してきました。


収益では、カーブス事業が牽引


「まねきねこ」は、持ち込み自由の超低価格カラオケBOXとして人気を集めていますが、カーブスも好調です。

部門別売上高でいうと、

カラオケ事業 296億14百万円。

カーブス事業 237億20百万円。

と、カラオケ事業の方が少し大きくなっています。

が、利益でいうと

カラオケ事業 20億50百万円。

カーブス事業 46億72百万円。

となり、収益を引っ張っているのは、カーブス事業の方です。


海外展開を見据える


今回、本家カーブスを200億円で買収したのは、海外展開を見据えてのことです。

 健康志向の高まりから、世界のフィットネスクラブ市場は拡大を続けるとの見方が強く、コシダカHDは国内で培ったノウハウを生かせば、成長が見込めると判断した。

コシダカホールディングスは、カラオケ事業でも、海外展開を進めており、成長意欲満々です。

カラオケとフィットネス。というとシナジーが効くのか効かないのかわかりません(たぶん効かないでしょう)が、勢いのあるうちは、大きな問題ではありません。

こうしたニッチなチャンスを見つけて果敢に事業展開する元気な企業が日本から出てくるのは非常に良いことです。

ぜひ頑張っていただきたいものです。





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