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記事は、MBA教育で有名なグロービスの学長が、プロバスケットボールチームの運営を行って一定の成果を得たという話です。


最近、プロの経営者が、スポーツチームの運営をして成果を上げる例をよく聞きます。プロ野球のDeNAしかり、サッカーのVファーレンしかり。

やはり経営の理論や知見は応用が効くようです。むしろスポーツチームは環境変数が限定されるので、結果を出しやすいきらいがあるのかも知れません。

経営の5つの原則とは


記事は、著者なりに簡潔にまとめています。

プロスポーツチームの運営は初めてだった著者ですが、自信があったようです。

これまでのビジネス経験をもとに考え抜いてたどり着いた「5つの原則」に従えば、今回もうまくいくと確信していた

ということです。

その5つの原則とは

1.可能性を信じ、志をたてる

2.人を巻き込み、組織を作る

3.勝ち続ける戦略を構築し、実行する

4.変化に適応し、自ら変革し続ける

5.トップの器を大きくし続ける

だと規定されています。

実践アドバイスを求める方には物足りないかも知れませんが、MBA教育会社の代表らしく、経営の根本部分をまとめています。

これ、私なりの言葉に言い換えると

1.ビジョン

2.組織

3.戦略

4.現場重視

5.トップの力量

ということになり、いいところをついています。私の場合、財務的裏付け、業務プロセスの整備を足して、7つにしたいところですが。

志、ビジョン、目標を重視しない会社には期待できない


ここでさすがMBA会社の学長だなーと思うのが、真っ先に「志」を持ってきているところです。

どんな組織を作るにせよ、戦略を立てるにせよ、会社全体の志、ビジョン、目標といったものを明確にしていないと空中分解してしまいます。あるいは進路が曲がりくねってしまいます。

これはトップの力量に帰結するのかも知れませんが、志、ビジョン、目標といったものを軽視する会社に期待はできません。断言しておきます。

私はこの件に関しては何度も煮え湯をのまされています。どんな素晴らしい戦略も組織も、志という芯がなければ、立ちゆきません。

特にスポーツチームは現場対応が必要とされる組織なので、現場が偉い、現場がすべて、となりがちです。そうなると、チームとしてのパワーを発揮しにくくなるわけです。

いっけん抽象的にみえる志、ビジョン、目標といったものを大切にしてください。


記事を読めば、「組織づくり」と「戦略実施」の両輪で、チームを強化していったことがわかります。

これも、会社の業績を上げるための王道です。

要するに当たり前のことを丁寧にきっちりやることで成果を出したというお話であり、妙な秘策を編み出したということではありませんな。

そういう意味でも、信用できる記事だと思います。









 
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