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安くて、美味しいは鉄板のはずだったのに


最近、飲食チェーンの業績悪化がよく伝えられますね。

このブログに書いただけでも

吉野家はいつ根本的な施策を打ち出すのだろうか

東京チカラめしの衰退が必然であった理由

いきなり!ステーキも人口減少の局面には贖えないのか

そのほかにも、

なぜサイゼリヤの客離れが止まらないのか

鳥貴族の今期、上場来初の最終赤字 客数低迷、中計も取り下げ 

いずれも、デフレの勝ち組といわれた「安くて美味しい」を提供するチェーンです。

デフレ時代のビジネスモデルは通用しなくなったのか?と思いたくなりますが、日本がデフレを脱却したかというとそうではない。

実質賃金はむしろ下がっていて、さらに安いものを消費者は求めているはずです。


低迷の理由も様々です。

人件費の上昇に、ビジネスモデルそのものが耐えられなくなっていると思われる吉野家の例。

急速な規模拡大にオペレーションがついていかなくなったのではないかと思えるいきなり!ステーキや鳥貴族、東京チカラめし。

サイゼリヤはよくわかりません。

が、いずれも、人口減少による大きな社会環境の変化が背景にあることは間違いありません。

日高屋、おまえもか!


で、今回は日高屋です。

やはりデフレ時代の勝ち組といわれていたチェーンですよ。

屋台のような感覚で駅前マーケットを開拓 ハイデイ日高

大阪には馴染みのない日高屋ですが、関東にはけっこうあります。

同社は、駅前屋台のように安くてちょっと飲める店をコンセプトに店舗拡大していきました。屋台なので、ラーメン屋さん、中華やさんです。

駅前立地であること、およびちょい飲みに対応していることが、人気の要因です。

ターゲットをファミリーにしたお酒を出せないロードサイドの店が低迷している中、日高屋は収益を上げていたはずでした。

が、今回、業績予測を下回る収益となったようです。(増収増益は維持)

その要因として挙げられているのが、従業員の賃金上昇、人手不足による新店出店抑制、働き方改革によるちょい飲み需要の低下、ですね。

抜本的な戦略の立て直しが必要

こうしてみると、飲食チェーンについては、経営環境の地殻変動がそうとう進んでおり、従来の成功モデルが効かなくなっている様子が読み取れます。

つまり、外国人留学生を雇うとか、食材コストを減らすとかという対処療法では、業績を維持できないということですよ。

顧客が減ったというのは、顧客側に来店する理由がなくなったということです。来る理由のない顧客に「安いですよ、美味しいですよ」と言っても、響きません。それならば、来店する意味を読み取り、対応していかなければなりません。

変化してしまった消費者の行動を先読みし、そこに向けて価値を提供する、要するに、戦略を作り直すことが求められるわけです。

ニーズは移ろいやすい。というのは世の常とはいえ、そこにビジネスを組みなおしアジャストしていかなければならないチェーン各社はこれから大変です。

こういう時、姿を変えやすい小さなビジネスでよかったと思う次第です。






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