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メモ。麦焼酎のいいちこを製造販売する三和酒造が、アメリカ開拓を進めているという記事です。こういう努力には全くもって頭が下がります。

いいちこといえば、癖のない口当たりのいい焼酎を業界に先駆けて開発し、全国展開したパイオニア企業です。

ただし全国展開に血のにじむような営業の努力があったのかというとそうではないらしい。基本的には問屋流通路に乗って展開していった模様です。

「下町のナポレオン」と言ったコンセプトや印象的なテレビCMはうまいと思いますが、やっていたことは広域戦、遠隔戦、総合戦、いわゆる強者の戦略です。

いい時代に展開できたんですな。

今はそうはいきません。競争激化していますので、パイオニアで強者企業といえども、営業力強化に努めなければなりません。

特に、アメリカ開拓という戦略には、強い営業力が必須です。

その様子が伺い知れる記事です。


同社がアメリカ進出したのは30年前だとか。進出というか、現地問屋と契約したということでしょうな。それだけでは展開は進みません。

海外では和食ブーム、日本酒ブームが起きたと聞いていますが、焼酎はその波に乗れなかったらしい。

そこで同社は、自らの営業力で開拓に乗りだした、つまり弱者の戦略(接近戦)に挑んでいるというわけです。

同社が進出の足掛かりにしようというのがバーです。

「サンフランシスコのバーでは小規模なメーカーの銘柄を多く置いており、それらを自由にアレンジするクラフトカクテルを提供するバー文化がある。ここであれば我々の焼酎のテストマーケティングにぴったりだと思った」

入り込みやすいところから入る、というのは市場開拓の基本ですからね。しかも、バーの特性に合わせた商品開発まで行っているので、意欲充分です。

ただ今の時点ではどの程度受け入れられるのかは未知数です。おそらく方針転換を強いられることもあるでしょう。仮説、見込み違い、修正、再挑戦の繰り返しが新規開拓営業活動ですからね。その意味で、テストマーケティングと考えた方がいいのでしょう。

こういう泥臭い営業活動をする会社が大好きです。頑張ってほしいものですよ。






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