吉野家の「超特盛」が想定外のヒットだそうですよ。
ご同慶の至りです。
が、この手のヒットでは、抜本的な経営改善にはならないでしょう。
牛丼屋さんビジネスは、もともと薄利多売のギリギリを狙ったものです。
しかも国内市場は飽和状態で競争が激しいですから、価格を上げるのも難しい。
ちょっとした風が吹けば赤字になったり黒字になったりすることが続いています。
新メニューを出して単価を上げようにも、複雑なメニューは従業員の負担になります。
従業員の給与を上げると途端に赤字になりますから、いまの賃金でやりくりするしかない。ということは、従業員の負担を増やすことも難しい。
できることといえば、量を増やしたり、トッピングを変えたり。その程度のことになります。
今回、超特盛がヒットして赤字脱却したということですが、なんか抜本的な改革が先送りになっただけのような気がします。
厳しい状況は続きますね。
吉野家はいつ根本的な施策を打ち出すのだろうか
吉野家は過去の栄光を捨て去れるのか
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駒井俊雄
ぱる出版
2015-10-30
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