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ネットフリックスの勢いに陰りが見えてきているようです。

記事によると、
2019年4〜6月期の有料会員数の伸びは270万人と会社予想の半分程度にとどまり、米国では8年ぶりの減少に転じた。
とのこと。

その大きな要因は、値上げです。

業界のパイオニアだが、追い上げられている


同社のサービスは、映画やドラマなどの動画をストリーミング配信形式で提供するものです。
※ストリーミングとは、ネット上にある動画をダウンロードすることなく見ていく視聴方法のこと。

定額料金さえ払えば、ネットフリックスが提供するすべての作品が見放題です。観たい映画やドラマを都合のいいタイミングで好きなだけ視聴できるサービスは、利便性が高いこともあり、爆発的な人気を博しています。

定額制だから、毎月一定の売上が見込める仕組みは、ビジネスとしてのうまみが大きい。だから、多くの追随企業が生まれています。が、やはり業界のパイオニアであるネットフリックスが強い状態が続いています。

ところが最近、ディズニー、ワーナーなど、作品を多く抱えた映画製作会社が、動画配信ビジネスへの参入を表明し、話題になりました。

なにしろ、このビジネスは人気のある作品を持っているものが強い。その意味では、ディズニーなんて最強です。

ネットフリックスも危ういのではないか。と思われています。

参考:ネットフリックスは、本気のディズニーに勝てるのか?

コンテンツとコストの最適解は見つかるのか


ディズニーやワーナーは、映画会社ですから、歴史的に多くの作品をすでに持っています。ネットフリックスにはそれがありません。他社から権利を買ったり、借りたりしないと配信する作品がない。

その弱点を克服すべく、ネットフリックスはオリジナル作品の制作に莫大な予算を投入しています。

月会費の値上げは、それをカバーするためのものです。

定額サービスにとって、値上げという手段は、一番やりたくない方策です。会員数というビジネスの基礎部分に大きな影響を及ぼしてしまいますから。

いわば、作品ラインアップという満足度が顧客にとって優先されるのか、月料金の支払いという不満足度が優先されるのか、という危ういシーソーをやっているようなもので、これが崩れるとビジネスが破綻してしまいます。難しいかじ取りをしていかなければなりません。


今回、アメリカの会員数が減少したということは、アメリカ国内ではバランスが崩れてしまったということを表しています。

この事態を受けて、同社がどういう最適解を見つけ出すのか。

アマゾンのように「利益なんか出さないぞ!」と開き直って突っ走ればいいのですが、同社は株主対応にも真面目ですから、何等かの方向転換があるかも知れません。

同社がどのような最適解を見出すのか、注目してまいりましょう。







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