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いろいろと興味深い記事です。お勧めします。

東京亀戸にある「キッチンDIVE」のお話です。どの地方都市にもあるような街の弁当屋さんです。

ところが、こちら、24時間営業で、1日500人が訪れるとか。5月の売上高は、1300万円超だというから大したものです。

SNSプロモーションのお手本


こちらの店長さんは、お店を親から引き継いで10年目だとか。店長と呼ばれていますが、ほぼオーナーポジションなんでしょうね。たぶん。

この伊藤慶店長が、大変なやり手です。

商品開発のアイデアマンであるだけではなく、ツイッターやYoutubeを駆使したプロモーション方法で、これだけの成果を出しているようです。

まさに今のプロモーションのお手本を見るようです。

理想的なプロダクトミックス


まず商品。店前には「毎日満足200円弁当」の看板があり、激安であることがわかります。

そうかと思えば、「挑戦者求む 1キロ弁当」の垂れ幕もあり、かなりバラエティに富んだ商品構成になっていることがわかります。

覗いてみると、それほど広くない店内に、200円、300円、500円といった価格帯の弁当が並べられています。

画像からはよく見えませんが、1キロ弁当も置かれているのでしょうね。1000円程度なのかな。

200円弁当も確かにあり、値段にしては充実した内容のようですが、さらに充実した300円、500円弁当に手が伸びるだろうと想像できます。

理想的なプロダクトミックス戦略ですな。

webサイトをみると、悪乗り気味の3キロ超弁当とかもあるようですが、店内に並べられているかどうかは定かではありません。

おそらく日によって商品が変わるのでしょう。こんな小さな店舗で、圧縮陳列のドン・キホーテみたいな期待感を抱かせるとは、おそるべしです。

ツイッターを駆使


話題性のある商品ラインアップですから、SNSにあっていたのでしょう。

伊藤店長によると「ゲーム感覚」「趣味の延長」のようにツイッターをやり続けたとかで、今は5万以上のフォロワーを持っています。

「肌感覚として、フォロワーが1000人いれば、3〜5人が常時買い物に来てくれる。つまり、今のフォロワー数で言えば、大体250人くらいがTwitter経由でお店に来てもらっている状況です」

なんて、さらりというところニクイですね。

手間はかかりますが、初期投資のないSNSは、まさに弱者のメディアです。

小さな小売店や飲食店は、こちらのツイッターを研究すべきですよ。

ライブカメラで炎上


さらに面白いのは、店内の様子を24時間、ライブカメラで公開しています。

品揃えが確認できる、万引き防止になる、と効果があるらしいですが、お客さんのプライバシー侵害だーと炎上騒ぎになったようですな。

が、炎上もSNSマーケティングの一環なのでしょう。

弱者はこれぐらいやらないとあきません。

ちなみに、Youtubeチャンネルには、広告もついていて、30万円の売上があるというからしっかりしています。

5月の利益は300万円超


記事によると、家賃30万円。商品原価50%、人件費25%だそうです。

家賃分30万円はYoutubeの広告費で賄えるから除外して、5月の利益は、300万円超でしょう。

それは、タワマンにでも住めますよ。

伊藤店長は渋谷進出を目論んでいるようですから、また違うプロモーション展開があるのでしょう。

楽しみです。






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