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Zoomといえば、コロナ禍により最も注目を集める企業です。

新型コロナウイルスの感染拡大による外出制限を受け、ズームのビデオ会議サービスは利用者が急増した。4月にはピーク時に、1日当たりの会議参加者が3億人に達したという。

3億人というのは大きな数字です。

売上も拡大しており、2.7倍ということです。

Zoom売上高2.7倍 2〜4月、ビデオ会議利用増

大したものですねー

意外に小さな売上規模


と思っていたら、2020年4月〜6月期の売上高は、3億2816万ドル(約360億円)。通期見込みでは、17億7500万〜18億ドルだとか。

1ドル110円だとしても、1980億円MAXの見込みです。この程度なんですね。

Zoomが、この騒ぎの前は、小さな新興企業の一つだったことがわかります。

ユアンCEOもまさかここまでブレイクするとは思っていなかったのでしょうね。基本無料で使用してもらい、少数の有料会員の課金で稼ぐビジネスモデル(いわゆるフリーミアム)なので、注目度に比べて小さな売上高となっています。

今後、セキュリティを高度化した企業向けサービスなどに進出していくのでしょうが、急がなければなりません。

超巨大企業が市場を狙う

というのも、アメリカのITエスタブリッシュメント企業群が、ビデオ会議システムに目を付けています。

比べるのは酷かも知れませんが、アマゾンは売上高2805億ドル(30兆8550億円)、アルファベットは1618億ドル(17兆7980億円)、マイクロソフトは1258億ドル(13兆8380億円)です。

こうした巨大企業群が、急ピッチで追撃体制を整えようとしています。

ビデオ会議 市場争奪 アマゾンとスラック提携 マイクロソフトに対抗

Zoomは、ビデオ会議というニッチ市場では、頭一つ抜け出した存在ではありますが、いかんせんGAFAとは、体力が桁違いです。

いまのところ、Zoomは身売りせずに成長することを目指すそうですが、果たして現実的な話なのだろうか、と思ってしまいます。

ZoomのユアンCEOが目標とするフェイスブックの売上高は707憶ドル(7兆7770億円)です。

フェイスブックは、誰もが身売りするだろうと予想する中、耐え抜いて、GAFAの一員となった企業ですからね。

Zoomも生き残れるか、注目です。




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