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日本マクドナルドが、コロナ禍においても業績好調です。

4月単月の全店売上高が、昨年の4月に比べて6.7%増。

3月が、0.5%増にとどまったのに対して、大幅にアップしています。

緊急事態宣言下にどうして?

と思いますが、客数は、昨年のー18.9%。大幅に減少しています。

しかし、客単価は昨年に比べ、31.4%増。

客数が減ったのに、客単価がそれ以上に伸びたので、全体の売上高は上がったということです。

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全くもって驚異の業績です。

小さな飲食店は、明日にも廃業しようかと苦しんでいる時に、マクドは業績アップですよ。

一体どうなっているのでしょうか。

地域の巣ごもり需要を捉えた


この状況下、業績を伸ばしている飲食店は、持ち帰りやデリバリーに力を入れているところです。

マクドナルドは、そのどちらにも対応しています。

自粛状況下の日本ですが、都心の人出が大幅に減っているのに比べ、住宅地のスーパーなどの人出は逆に増えていることが指摘されています。

会社に行かないテレワークの人たちが、地元のお店に行くのだから当然ですね。

全国2800店以上ですから、住宅地にもいっぱいあります。

休校で家にいる子供たちもマクドは大好きですから、利用が増えるわけです。

上の記事によると、流れを読んだ同社は、ファミリー用クーポンを増加したり、子供用セットを追加したり、新製品を投入したり、と客を呼び込む仕掛けを行っています。

なんともしたたかですな。

小さな店は、真似してはいけない


今回のような非常時、混乱期に強いのは、マクドナルドのように、多方位に手を広げている会社です。

どこかがダメでも、他でカバーできる体制があります。

今回の好業績は、そんなマクドの強みがうまく効き目を上げています。

小さな会社はそうはいきません。一方向に注力しているものですから、そこがダメだと揺らいでしまいます。

その分、環境が一定すれば、集中戦略が効果を発揮して、大きな成長を見込むことができます。

こんな時のために、多方面に手を広げていなければダメじゃないかと言う声もありますが、小さな店があちこちに手を出していたら、全部中途半端になってしまいます。得策とは言えません。

それよりも、小さな会社が死なないためには、緊急時にすぐに変化できるような身軽さを保持しておくべきです。

固定資産はなるべく持たず、いい時にこそ経理を厳格にして収益を出し、現預金を少し多めに持っておくこと。あと敢えて言えば、金融機関とのいい関係を保っておくことです。多方向への投資はおススメしません。


それにしてもマクドナルドは、前経営者の原田氏時代の末期は、効率を追いすぎて、組織の疲弊が指摘されていました。

そこからみごとに立ち直ったものです。

今回の柔軟でしたたかな対応を見ていると、復活は本物だったのだなあと感じる次第です。