「アマゾン効果」国際物流にも データが迫る変革  ネット企業が握る主導権(日本経済新聞・有料記事)

アマゾンのようなグローバルなECが発達することで、物流機能も高度化せざるを得ない。という記事です。

国際物流にもスピードと正確さ、効率が求められるので、自動化、AIの活用、衛星データの活用などが必要となります。

対応できない古い物流センターや港湾などは淘汰されるだろうということです。

その通りでしょうし、新興企業にとっては逆転のチャンスがあるということですな。

アマゾンの影響はこれからも拡大し続ける


2017年は、アマゾンの影響がとてつもなく大きくなった年でした。この勢いは2018年も続きそうです。

アマゾンは進化と膨張を続けており、グローバル化、バーチャル化、だけではなく、自動化、クラウド化、キャッシュレス化、バーチャルとリアルの融合まで広がりました。

極端な顧客ファースト原理主義なので、低価格、低マージンを崩さず、競合企業の追随を許しません。

ただし、アマゾンが本当の顧客ファースト主義なのか、あるいは覇権主義なのかは、まだ判別つかない部分もあります。

環境問題や労働者問題を抱えており、あまり行儀のいい企業ではないという話が聞こえてきますしね。

経済規模は縮小し、格差は拡大する


もしアマゾンがなかったとしても、AIの進化、自動化、バーチャル化などの流れは止まらないでしょう。

だとすると、経済全体の規模縮小は避けられません。企業の設備投資額は抑えられますし、商品単価も安くなるからです。

いままで購買力がなかった低所得層に購買機会が広がるという話もありますが、それも一部の企業に集中するでしょう。それがアマゾンみたいに平気で得意先の類似商品をPBにして販売し、しかも儲けないことを信条にしている企業だったら、悪夢です。他企業に恩恵はありません。

アマゾン社内でも、技術者と単純労働者の間には、相当の格差があるようですが、アマゾン化した経済社会では、やはりビジネスを創造しマネジメントする側と、それに乗っかって作業する者の間の格差はさらに拡大していきます。

ただしアマゾンが安い価格で生活に必要な物資や娯楽は提供してくれるでしょうから、それほど困らないはず。なんだか社会全体がアマゾンの福祉ビジネス圏内に入るかのようで、釈然としない気持ちは残るかも知れませんが。

アマゾンのおかげで、挑戦のハードルは下がっている


我々とすれば、新しい社会に対応したビジネスを作って運営するか、あるいは低賃金でも工夫をして楽しく過ごすかを選択していかなければなりませんね。

幸いアマゾンが、起業者のために、安いクラウドシステムや販売機会を提供してくれていますので、挑戦のハードルも下がっています。

失敗してもダメージはありませんから、やらない手はないですよ。

いい社会になったのか、そうでないのか、分からない状況ですが。