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YouTube大学」で大当たりしている中田敦彦氏の記事です。

「YouTube大学」の恐るべき生産性


「YouTube大学」とは、youtube上にある無料動画チャンネルのこと。歴史、文学、哲学、経済など幅広い教養系動画が投稿されており、わかりやすい、面白いと人気です。

何しろ人気芸人の中田敦彦氏が講師を務めているわけですから、面白くないはずがない。

私も何本が観させていただきましたが、さすがのクオリティです。概要が書かれたホワイトボードの横に中田敦彦氏が位置取り、約1時間か2時間かけて、講義していくスタイルです。芸人らしいメリハリの利いた話術で語られる講座は、説得力抜群です。ものすごくわかりやすい。

しかも量が半端ないです。1時間弱の動画がほぼ毎日投稿されています。幅広いジャンルの面白い教養動画を大量に連続投稿するのだから人気が爆発するはずです。

恐るべき生産性です。

量を追求するという割り切り


講座の元ネタとなっているのが、様々なジャンルの本です。「本を浅く要約してるだけじゃないか」「本が間違っていたら講義も間違っている」と批判はあります。たしかに、私がよく知っている分野の講座を聞いていると「あれ?この人わかってないのかな」と思うところもありました。

ただ、これだけ広いジャンルを大量に生産し続けなければならないとすると、元ネタの裏とりなんて難しいでしょうし、深く掘り下げられない部分もあるでしょう。

しかしそんなこと百も承知のはず。質の深堀りはある程度のところで割り切って、量を追求すると決めたのでしょう。その戦略が奏功し、今の人気となっているわけです。

様々な教養を広く一般に知らしめた功績は称賛されて余りあると私は思います。

生産性の鍵は、ルーティン化


この恐るべき生産性の基盤となっているのが、2日で1冊の精読という行為なんですね。

読書が趣味という人は、もっと読むかも知れません。が、中田氏の場合は、講座の元ネタ探しです。1時間か2時間の講座という尺から逆算して、要約が可能で、面白い元ネタを探すための精読ということでしょう。

記事では、面白い本の条件として、「 知識、思想、感情という3つを一挙にインプットできる」と述べていますが、これがYouTube大学のエッセンスとなっているのでしょうね。元ネタ選びの基準です。

何をネタにするのかは、もしかするとスタッフ会議などで決めているかも知れません。が、実際の精読と要約は中田氏自身がやっていると想像します。投稿量を考えると、動画の収録はぶっつけ本番になるでしょうから、講義する本人が要約しなければならないと思いますので。

ただ、芸人中田氏の力量から考えると、要約さえできれば、ぶっつけ本番で講義することは難しくないと思います。またこれだけ投稿していると、講座の尺に合わせて要約するためのメソッドはかなり発達していると想像します。

つまり、これら一連の作業がルーティン化されていることが生産性向上の鍵です。ルーティン化されているので、習熟化も進み、生産性が上がっていっているわけです。

これを仕事と決めたのだから、やり続けるのは当たり前、といえども、やはり驚異的です。2週間に1回のメルマガで悲鳴を上げている私からすれば神様のようですよ。

量は質をしのぐ。を体現していますな。