キリンビールは「一人負け」からどう脱却したのか?

■ダイヤモンドオンラインの記事です。ビール業界の一人負けと言われたキリンビールの復活を現社長にインタビューしたもの。いい記事です。

さすが営業出身の社長らしく、復活策が地に足ついています。

顧客の声を丁寧に聞き拾って、小さな成功を積み重ねていく。

その積み重ねが成功に至る道だと仰っています。

その通りじゃないですか。

■もう少し、私なりに解説すると、この社長は「局面」を見るのがうまいのでしょう。

だから「この商品に集中しよう」「ここは現場に出て販促しよう」と集中する局面を見つけています。

長らくトップにいたキリンは、冒険よりも安定的な運転が染みついているはず。バランスを崩すのは嫌がる人が多いでしょうに、この社長は、勝負どころを心得ている。

弱者はどこかでリスクを侵さなければなりません。

■もう一つ。タイムリーな勝負のためには、現場との意思疎通が欠かせません。なにしろ、実際に動くのも、顧客の声を聞くのも現場の従業員です。

だから従業員をいかに味方につけるかが経営陣の生命線となります。

この社長は、従業員一人一人の声を聞くことに賭けている様子があります。大企業キリンとすれば難しいことでしょうが、それは覚悟を決めてやっているらしい。

まさに「人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり」(武田信玄の言葉)という姿勢です。

■この事例が象徴するように、いまは、従業員が自律的に動かなければ企業は強みを発揮できません。

特にキリンのように所帯が大きくなれば、なおさら。自律的に動く風土がなければ巨大な(悪い意味での)官僚組織になってしまいます。

中小企業はもう少し意思疎通がやりやすいはずですが、その分、一人一人の能力発揮が全体に影響を及ぼします。

やはり人材(リソース)戦略は、いまの重要事項です。

この記事にはそこまで細かいところは書かれていませんが、単に戦略を変えたとかノウハウを使ったとかそういう簡単な話ではないことはわかります。

自分のメソッドを固めるための参考にしたいと思える記事でした。





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