「よく聞こえるスマホ」はこうして生まれた 米国で大躍進、京セラ革新技術の開発秘話

■日本での販売ルートを断たれた日本の携帯電話端末メーカーが、したたかに海外で販売しているという事例です。

京セラは、得意のセラミック技術を活かして、振動で聞こえやすくしたスマホを開発、アメリカで好調だということです。

これっていわゆる骨伝導のスマホなのかな。

かつて、ガラケーの時代にありましたよね。ボーダーフォンだったっけ。

いつの間にかなくなっていたと思ったら、京セラが復活させたわけですね。

■記事によると、この携帯端末、最初はビジネス用途に考えられていたとか。

確かに、仕事で使う人は、聞こえにくいと困ります。雑踏とかで、顧客に聞き返すというのもはばかられる場合がありますからね。

つまり尖った市場設定だったわけですが、実際には、聞こえにくいと不満を持っていた高齢者などに受け入れられたらしい。

尖った需要に向けた尖った技術が、広く受け入れられるというのは、ありそうな話です。

これからのメーカーの方向性の参考にできそうです。

■京セラのように、日本でNTTドコモの傘下から外れて、世界で勝負するメーカーが多く出てきてほしいものです。

枠を外すと、実は大きな市場が見えた、ってことになると、本来実力のある日本メーカーの活躍の場は大きいでしょう。

期待せずにはおれません。