■兵庫県三田市の有名菓子店パティシエ エス コヤマに関する記事です。

関西にあるので、私も以前行ったことがあります。

参考:パティシエ・エス・コヤマ

とても車でしか行けない辺鄙な田舎に、コヤマ村とでもいいたくなるような店群があります。

エス コヤマには、全国の商業施設から出店要請が絶えない。しかし小山社長は全て断っている。「緑豊かな場所で自然や季節を感じてもらえるお菓子を作り、お客様にもそうした空間に足を運んで楽しんでもらいたい」と考えるからだ。

それができるのも、パティシエ小山氏が、世界的な菓子職人であるという実力があるからでしょうが。

■今回の記事は、小山氏の人材マネジメントについて書かれていて、興味深いです。

記事を読むと、同店が経営者の知名度だけで運営しているような安易な店ではないことがよくわかります。

小山氏がやっていること

(1)社員の日報を毎日読んで返信すること。

日報は自由形式です。考えたこと、行動したこと、目標など。丁寧に読むとその社員の心の内がわかるといいます。

小山氏が日報にこだわるのは、自分自身が修業時代欠かさずつけた日報の効果を信じるから。

これには私も同意します。書く。ということは、自分が経験したことを整理し、役立てることにつながります。面倒くさいし、エネルギーも使うが、それ以上の利点があります。

社員数が多くなれば、物理的に無理になるかも知れませんが、小さな会社や部署であれば、日報でコミュニケーションをとることは可能なはずです。

日報など不要と称するコンサルタントもいますが、私は書くことの威力を信じます。

(2)失敗を共有する

これは後編に書かれています。

「失敗しても、それを皆の前で話してくれたら、それはもう失敗ではない」。小山社長は社員に向けてそう繰り返し伝えてきた。失敗を恐れて縮こまったり、ミスを隠そうとしたりする社員が増えれば、会社の活力は失われる。「失敗は最高の教材」であることを、失敗を恐れがちな若い世代に、身をもって学ばせようとしている。

失敗を共有すれば、それは教材になる。こちらも全くもって同意します。

■この記事を読んでいると、小山氏が社員に対してかなり細やかに真摯に向き合っていることがわかります。

(1)では個別に向き合い、(2)では全員での共有を図ります。

さらに(3)年一回の海外研修の実施も行っています。

会社として社員の成長を期待し、惜しみなく投資する。こうした小山社長の姿勢は「人を育てるのに近道はない。だから腰をすえて取り組む」という覚悟が伝わってくる。

小さな組織を運営するにおいて、同店の取り組みは大いに参考になるのではないでしょうか。

   
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