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昨日に続いて、ソフトバンクの話題です。

参考:配車システムを総取りするソフトバンクの黒幕戦略

300年先を見据えている??


ソフトバンクの全体像がなんだかわからないものになってきつつあり、株価がさえないようです。

「私は100m競走で1位になろうとしているのではない。300年競走で1位になれる、輝き続ける、成長し続ける組織体をつくりたい」。SBGの孫正義会長兼社長は強調する。目先の収益ではなく、300年という壮大な期間での成長ストーリーを評価してほしい――。それがSBG側が株式市場に抱く思いだ。

なんて孫正義社長は無茶を言っております。誰が、300年先のことを評価して株を買うのか。

なにげに脆弱な財務基盤


ソフトバンクグループの2017年3月度の売上高は、8兆9010億円。当期純利益は1兆4263億円。利益率は16%。高収益です。

もっとも総資産24兆6342億円に対して、負債が20兆1644億円。その差、4兆4698億円です。

しかも資産の中に、4兆1754億円ののれん代が含まれています。(スプリントやアーム買収の際に計上されたもの)

のれん代をどう評価するかは意見の分かれるところで、そうなると、ソフトバンクグループ全体が、いつ債務超過に陥ってもおかしくないという考えもあるでしょう。

高値で買って、帳尻を合わせるM&A戦略


ソフトバンクのM&A戦略は、市場が驚くような高値で買収しながら、いつの間にか利益を出しているというパターンです。

携帯電話事業しかり、ダメ企業だったスプリントでさえ利益を出せるようになっています。

古い話をすれば、米ヤフーや中国のアリババにいち早く投資したのも慧眼でした。いまは莫大なリターンを生んでいます。

これなどまさに、ソフトバンクの先見性と戦略性を示すものだと思います。


スケールが壮大すぎてよくわからない


いまはファンドを通じて世界中の有望企業に投資を行っており、その壮大なスケール感は類を見ないものとなっています。

が、それだけに分かりにくい。いったい何に投資して、どこへ行こうとしているのか?

これまでうまくいったからといって、これからも目利き力には曇りがないはずだと考えるか、あまりにも手を広げすぎて破綻が近付いていると考えるかは、それぞれの判断次第です。

300年計画などという大風呂敷をどう受け取るか。簡単には評価できないことです。