ドンキHD、大原社長「まだまだ奪えるマーケットある」

■日経新聞の有料記事です。

ドンキホーテの大原新社長のインタビュー記事です。創業者の安田氏が引退しましたが、ドンキは業績絶好調です。

ただし、今の好調は安田氏の手腕によるもので、大原新社長の活躍はこれからということでしょう。

■インタビューの中で面白いのは、大原社長がドンキの競争姿勢をこう言っているところです。

イオンもすばらしい、イトーヨーカ堂もすばらしいという前提の中で、我々が選んできた戦略というのは、企業同士の戦いではなくお店同士の戦い。お店同士の戦いの勝利の足し算が企業業績という考えだ

個店でみると、食品の売上高を中心にしているリテールとの戦いに決着がついていない。まだまだ奪い取るべきマーケットがたくさんある。GMSの客層を奪い取る。GMSを取れば、食品スーパーが付いてくる。これに決着をつける。近隣の店舗にもお客さんがいる。そこがゼロになるまで、あるいは相手が閉店するまでやりあうのがビジネスの戦いだと思う。そこに成長余力がある。


■つまりドンキは徹底して、弱者の戦略を貫こうとしています。

面で勝てなければ点で勝つ。

この姿勢がドンキホーテをしたたかな会社にしているのでしょう。