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ユーザーから中古品を買い取って、それを販売する、というのがリユース業です。

古くは、ガレージのような店舗で運営しているリサイクルショップが典型です。が、今はネットがあるので、買い取りも販売もネットを活用することで、ビジネスが広がります。


ビジネスのポイントは仕入れルートの構築


記事にあるマーケットエンタープライズは、マザーズに上場する新興企業です。成長産業なので、多くの新規参入業者がある中、同社の特徴は「他社が扱わないようなものも扱うこと」だとか。買い取った中古品は、ヤフオク!で販売しているようです。

ネットを活用すれば販売には困らないらしい。ということは、ビジネスのポイントは、いかに仕入れルートを確保するか、です。

かつて中古車販売のガリバーもそうでしたね。中古車の在庫さえあれば、オークションに出品できますので、販売には困りません。ガリバーが頭一つ抜け出したのは、一般ユーザーからの買い取りを集める仕組みを作ったことでした。

これを同社は、専用の仕入れサイトを作ることで、対応しています。

リユース品の買い取りサイト「高く売れるドットコム」を中心に、鉄道模型からオーディオ、エアガン、医療機器、楽器、教材など30の買い取りサイトを展開している。買い取り依頼件数は月間約4万件にのぼる。

ということで、買い取りサイトをいち早く作り、ネットを活用した仕入れの仕組みを作り上げたことが、同社の強みとなっているようです。

ニッチ商品の仕入れの仕組みを力業で作り上げる


ただ専門サイトを機能させるのは、簡単ではありません。当然、特殊な商品を買うのは、その道のプロやマニアですから、彼らのニーズを捉えなければなりません。買い取り価格の決定も、販売予想価格を正確に知っておかなければなりません。

もとからその業界にいた人ならわかるでしょうが、同社のように専門サイトを30も立ち上げるというのは、言うは易し。実行するのは難しいでしょう。

この部分を、同社はベンチャー企業らしい力業で乗り切ろうとしています。

記事にあるのは、中古トラクターの買い取りサイトの事例です。このサイトは、現担当者がやりたいと言って始めたものだそうです。言い出しっぺがそのまま担当しているというのは、いかにもベンチャーですな。

担当の方は若い女性です。任せられてやる気になったのでしょう。トラクターのことを自分で勉強し、メーカーのマニュアルを読み漁って、知識を蓄えていきました。

トラクターのユーザーというのは、ネットに精通しているとは限りませんから、ネットだけで完結というわけにはいかないでしょう。担当者が現地に足を運んで、地域の農機具販売店に手伝ってもらう必要もあります。そんな仕組みをこの担当者が構築していったということですから大したものです。

このバイタリティは、見習わなければなりません。本当に感心しました。

同社は、まだまだニッチな商品の仕入れを拡充しようとしているようで、同じ方式で展開していくのでしょうね。

こういう会社には頑張っていただきたいものです。