■ソニー・ピクチャーズ・エンターテイメントが、過去の映像作品の営業権をゼロに切り下げ。そのため、1121億円の減損が発生したという記事です。

その背景には、DVDなどのパッケージが売れないという事態があります。

従来、映画作品は、上映時の入場料収入だけではなく、DVDなどの販売収入も見込んでいましたが、それが見込めないということです。

■この由々しき事態を引き起こしたのは、ネットフリックスやアマゾンプライムビデオなどのネット配信サービスの存在です。

定額払えば見放題の映画作品があるのだから、わざわざDVDを購入する必要はありません。

ネット配信会社は、定額収入を使って、自らオリジナル作品の制作に取り組んでいます。

だから従来の映画会社も、自身のタイトルは見放題にさせないぞと頑張っても、あちらに顧客がつけば折れるしかありません。

そこで、ソニーピクチャーズは、製作費を抑えて、ネット配信を前提とした作品にシフトしつつあるということです。

■まあ、配信方法が変われば、市場規模も発生する費用も変わってくるというのは当然のことです。

それに適合した企業だけが生き残るわけで、ソニーの現実路線は前向きにとらえるべきだという記事の内容はその通りだと思います。

むしろ、隙間を狙おうとしていた中小規模の制作会社が悔しがっているのではないでしょうか。

■今後は、映画館でイベント的に上映されるものと、ネット配信を前提としたものに二分されていくのでしょうね。

どちらも製作費は抑えなければなりませんが。

ハリウッド映画の場合、有名俳優の出演費用がべらぼうに高かったりするので、のりしろがありそうです。

当初は、無名の俳優を使ったりするんでしょうね。脚本が面白ければそれでも問題ありません。そのうち、俳優の出演費用も全体に下がっていくのでしょう。

むしろ視聴された分だけ報酬が割り振られる方式にした方が、健全になるのかも知れないと思います。

   
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