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■日経新聞の有料記事です。

ディズニーが、ネットフリックスへのコンテンツ提供を廃止して、自社独自の動画配信ビジネスを始めるとのこと。

アメリカでの動画配信ビジネスは、ディズニーが無視できないほどの規模になっているということです。
ディズニーを戦略転換に駆り立てたのは、消費者の動画視聴習慣の変化だ。米国では若者を中心に割高なCATVを解約し、ネットフリックスのような動画配信に乗り換える動きが年々加速。ディズニーの営業利益の4割近くを稼ぐ有料テレビ向け番組事業は、視聴者の減少とスポーツ放映権料など制作費高騰の板挟みになり、苦戦が鮮明になっている。
ディズニーのボブ・アイガーCEOは、
「メディア業界ではコンテンツの制作者と消費者が直接つながる傾向が強まっている。我々も消費者との関係を直接築き、市場の変化に素早く対応できるようにする」
と発言しています。まことにもって正論ですが、裏側にはネットフリックスへの危機感があります。

動画配信ビジネスがこのまま大きくなるなら(大きくなるのは当然でしょうが)ネットフリックスの発言力は増大していきます。

そうなる前になんとかせねばならん。今ならまだそれなりの勢力を築ける。という自信もあるのでしょうね。

今のところ
19年以降に公開する本体とピクサーの新作映画が主な対象で、マーベル・エンターテインメントとルーカスフィルムの作品の扱いは未定

ということですから、全面対決というほどでもないらしい。失敗した時の逃げ道も作っているようです。

■ネットフリックスとすれば、痛手です。

ディズニーグループは、一大コンテンツ産業ですから、その新作が配信できないとなると、サービス低下、顧客満足低下は免れません。

ディスニーは本気みたいなので、もう手遅れですが、これ以上他のコンテンツ制作者が逃げないようにしなければなりませんな。

とりあえずは、消費者の意見が制作者に伝わる仕組みを作って、コンテンツ制作者が仕事しやすいようにしなければなりません。

配信業者と制作業者が争うなんて、こんな不毛なことはありませんよ。

■消費者としても、こういう競争はやめていただきたい。

見放題だとかいいながら、どれだけの配信サービスと契約しなければならないんだ!

日本でも、ネットフリックス、アマゾンプライム、DAZN、WOWOW、ぞれぞれ提供するコンテンツが微妙にずれているので、困ります。

まったく別のものを配信しているなら諦めますが、重複しているコンテンツも多いので、結局は割高になるわけですよ。

その上、コンテンツ制作者が独自配信するとは。

いい加減にしてほしいもんです。

■業界を牽引する立場にあるネットフリックスは、消費者の利便性を高めるための施策を進めてもらいたい。

それがトップ企業の責任ですよ。

共同配信サービスを作るとか、個別番組配信を低価格化するとか、業界で考えていただきたい。

まあ、もともとディズニーは独自路線をとりたがる会社ですからね。仕方ありません。

これを機に、動画配信業界がよりよくなるように期待しております。