ノキア、携帯電話市場再参入の意向を明かす 新たな事業モデルを検討中

■JBプレスの記事です。

ノキアが、携帯電話に再参入とな!

なんとしぶとい企業なんでしょうか。

■ノキアがスマホ対応に遅れて立ちいかなくなり、事業売却したのが2013年です。

かつてのシェアナンバーワン企業のなれの果てなどと言われたものですが、それから2年も経たずに、再参入の噂が立つとは。

しかも計画は事実なのだとか。

■ノキアはフィンランドの企業です。創業時は製紙会社で、次にゴム長靴の製造などをしていたらしい。多角化と絞り込みを繰り返しながら主力事業を変えてきました。

だから2013年のリストラもノキアにすれば慣れた道だったのかも知れません。

それにしても潔い。携帯電話の元世界トップがあっさりと事業を捨てたのですから。

■ノキアは、いわゆるポジショニング戦略の使い手です。

自社の強みと他社の動向を鑑みて、立ち位置を決めるやり方です。

ノキアの場合、それを徹底しているので、事業を整理することなど朝飯前です。

逆にチャンスがあるとわかると、参入に躊躇しません。

すべて市場における相対的な力関係で事業を組み立てています。

■これに対して日本企業の多くは、じっくりと自社の強みを育てていくやり方をとります。

動きは鈍いが、他社に真似のできない強みを時間をかけて作り上げます。

どちらはいい悪いはありません。違いがあるということですね。

■それにしてもノキアは徹底しています。

今回も、どのような動きをするのか、見ものです。