キリン復調、“独り負け”の汚名返上 「一番搾り」集中投資が奏功

■サンケイビズの記事です。

キリンがどうも変ですね。復調といっても、一過性のものじゃないの?と思ってしまいます。

この記事だけをみれば、ブランドを絞って一点突破したというのは、弱者の戦略への転換として評価できます。

が、裏を返せば、かつてのガリバー企業が相当苦しんでいるということでもあります。

要するに、不振の総合スーパーが、一旦店じまいして、新たに専門商店として出直ししたわけです。

■キリンといえば、ビール業界の王者であったはず。アサヒに抜かれてもビール飲料全体では盤石だと思っていたら、それも抜かれ、最近では、食品メーカーとしてもサントリーに抜かれることになりました。

キリンの凋落は、海外展開の失敗が最大の要因です。国内市場が縮小しているので、海外に進出するというのは自然な流れですが、大型買収に失敗しました。このあたり、成功をおさめつつあるサントリーに差をつけられてしまいました。

■この大勝負への失敗は大きかった。立て直すためには、国内回帰して、売れているものに集中するしかないというのは分かります。

しかし、この戦略では、大きな展開は望めません。

このまま専門店として力をためていくのか。あるいは、サントリーに買収されて、グローバル企業の国内部門として生きていくのか。

現実的な選択を迫られる時期が近づいているのではないでしょうか。