これ面白い取り組みです。
空き家を宿泊施設に改装して、海外の人に泊まってもらおうという試みです。
800万戸以上の空き家
日本には800万戸以上の空き家があるというデータがあります。これから人口減少していくのでますます増えていくでしょう。
つまり日本の住宅は飽和状態どころか、余りまくっているということです。
住宅メーカーは新築ではなくリフォームにシフトしていかなければならないでしょうが、それで追いつくものではありません。
更地にするにも費用がかかりますからね。
そんな中、空き家の利用方法の一つとして、宿泊施設への転用は面白いと思います。
アルベルゴ・ディフィーゾとは
海外にも、過疎化した地方の村の家を宿泊施設にして成功しているケースがあります。
記事にあるアルベルゴ・ディフーゾとは、イタリア語で「点在する宿泊所」の意味。ひとつの村全体を宿泊施設とみなして、村の中に散らばる部屋に泊まってもらおうとする方法です。
既にあるものを少し改装するだけですから費用は小さいですし、なにより風情があります。本当に一般の地元の村の家に泊まれるわけです。
この方法により過疎化した村が再生した事例もあるようです。
イタリア発祥の「アルベルゴ・ディフーゾ」(分散型ホテル)の魅力
京都、小京都、ふつうの下町まで
イタリアや南フランスの風光明媚な村に泊まれるって魅力的ですが、日本も負けていません。全国の小京都や下町で同じような試みが始まっています。
もちろん京都の町屋なども宿泊施設として利用されています。
京都・大津を再発見 集落の機能生かした分散型ホテル
日本人でも観光に行きたい歴史のある町だけではありません。昭和レトロな雰囲気の残る下町も、海外の人には魅力的に映るようです。
やはり記事にあるセカイホテルは、商店街の店や町工場や銭湯の跡地をホテルとして利用するビジネスを始めています。
地域の空き家を再生利用する街ごとホテル「SEKAI HOTEL(セカイホテル)」、東大阪の商店街に8月開業
これって適度に非日常感があって、日本人でも泊まりたいと思う人がいるのではないでしょうか。
これがビジネスとして成り立つとなれば、地元の地権者も持て余していた資産が有効活用できますし、地域がまた活性化するきっかけになるかも知れません。
どんどんやってみるべきですよ。
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