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■記事は日本企業と韓国企業(サムスン)の違いを採り上げたものです。

一般に日本企業は、事業でも人材でも自前でコツコツ育成して、その積み上げを自らの強みとすることが多いようです。

それに対して、サムスンは、明らかにスピード重視。蓄積するような時間があれば、買ってくる、連れてくる、という考えです。

簡単にいえば、サムスンは勝ち目がある市場を見つけると道具を揃えて一気に攻め入ります。それに対して日本企業は、勝ち目があろうとなかろうと、やりたいことを自分のペースで粘り強くやりきってしまうスタイルです。

競争戦略論でいえば、サムスンのやり方をポジショニングアプローチといい、日本企業のやり方を資源アプローチといいます。

■特に記事にあるホンダは、超自前主義です。M&Aはしないし、他企業との提携もめったにありません。日本企業の中でも特異な存在です。

何かやりたいときはゼロから取り組む。取り組んだ経験の中から、強みを作っていきます。

■今回はサムスンの話になってしますが、普通、ポジショニングアプローチは、欧米の企業が得意とするところだと語られています。

ただし、欧米と日本のやり方で、どちらがいいというわけではない。

変化の激しい時には欧米企業が有利であり、落ち着いた時期には日本の長期的視点が有利であるというきらいはありますが。

だから今は、欧米型のポジショニングアプローチが効力を発揮する時期です。だからサムスンのやり方が注目を浴びるわけです。

■どちらがいいというわけではない。といいましたが、日本企業はどうも悠長に構えていて、短期的な戦略設計に弱いということがあるわけですから、そこを強化すべきなことは間違いありません。

いいように言えば、日本企業は長期的視野に立っていると解釈できますが、悪く言えば、ノープランで日々反応的に過ごしているともいえます。

■私は、日本企業は、もう少し、ポジショニング的視点を持つべきだと考えています。

ポジショニング的視点とは、戦いが始まった時点で勝ちは計算できているという視点です。

私が言う戦略的視点とは、たいていポジショニング的視点を指しています。

それがもう少しあれば鬼に金棒なんだけどなあ。