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■中国人の作家・ジャーナリスト莫邦富氏による記事です。


いわゆる反日ではなく、冷静な目線で日本企業の欠点を指摘しており、耳が痛いですな。

■見出しだけ抜き出すと

1. 第一の問題点は、技術に対しては、日本企業は病的な完璧主義者で、度の過ぎたイノベーションを求めすぎる。

2. ユーザーの立場に立って物事を考える意識や販売を促進しようとする意欲も薄い。

3. 終身雇用制が日本企業にとって耐えがたい負担となりつつある。

4. 対中国戦略の失敗。

5. 創業を奨励する文化は日本では国家的に形成されていない。

6. 日本企業が長年保ってきたイメージが近年、崩れている。

7. 現状に甘んじて進歩を求めず、戦略的な選択と投資を怠った傾向が強い。

8. 長期的な低価格競争に耐えられない。

9. 上層部が無能で、部下は無原則に従う。


ということで、いちいちごもっともです。

■私なりにまとめると

1.全体が内向きで、チャンレンジ精神がない。

2.ユーザー目線が薄い。

3.長期的な戦略がない。

ということになりますかね。

■1については、その通りです。

シャープにしろ、パナソニックにしろ、ソニーにしろ、近年発売された内幕本を読めば、経営不振の原因は、内向きでお互い足を引っ張り合う経営陣にあると思えてきます。

(私が知る限りでも企業の人たちのマインドの内向きさには辟易する場面が多い…)

中国市場に限らず、アフリカでも中東でも、日本企業が果敢に開拓しているという話をあまり聞きません。

既存市場を守る、というのは一つの選択ではありますが、かつてのチャレンジ精神がなくなったのでは?と思われても仕方ありません。

■2,3についても同意します。

が、日本企業は伝統的に、ポジションを明確に選択するよりも、現在やっていることを続けて、ノウハウや経験を蓄積するという方が得意な部分があります。

欧米側にいわせると、それは無策となるのかも知れませんが、だからこそ品質の高さや信頼性につながることもあります。

日本企業にしかできないことも多いわけです。だから一概に、ポジションチェンジを好まないことを戦略がないということはないでしょう。

ここは日本企業独自の戦略方向性をみてもいいと思います。

■しかし、記事にあるように、ユーザー目線を持つこと、販売促進に意識を向けること、提携戦略をうまくすること、などが欠けているというのは心当たりがあるところは多いと思います。

ここは素直に反省したいですね。

 


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