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パンは、利益率の高い商品です。

高級食パンの場合、単価が高く設定できるのでより儲かります。

それに食パンは、専門的な知識や技術もそれほどなくてもできるそうです。

店員も少なくて済みますから、人件費コストもかからない。

こんな美味しいビジネスはそうはありませんから、新規参入が頻発するというものですよ。

誰とは言いませんが、え?あの人が?という起業家がこの分野に参入してきており、業界の美味しさ、緩さが目に見えます。

業界のイメージは保てるのか


ただ、これが通用するのは、プレーヤーが少なく、競争が激しくない時です。

上に書いたように、美味しいビジネスには、多くのプレーヤーが群がります。

その中には、単なる儲け主義の悪徳業者もいるでしょう。

店によっては、高級とは値段だけで、材料に対して高級なものを使っていない名ばかりのところもあるそうで、そうなると、業界は一気に胡散臭くなります。

消費者の高級食パンに対するイメージも変化していくでしょう。

乃が美は、トップ企業の責任として、業界のイメージと利益を守るために動かなければなりませんよ。

そろそろ過当競争状態に?


一般のパンも利益率が高い商品ですが、それほど儲からないのは、どうしても売れ残りが出て、廃棄コストがかかってくるからです。

モスが、高級食パンに参入するというのは、まだ過当競争ではないと踏んだからでしょうね。

ただ、完全予約制をとるということは、廃棄ロスを懸念しているということですから、そろそろ過当競争になると考えているのかもしれません。

今は、有象無象のメーカーが参入した状態で、変な店名をつけたりして、悪目立ちしようとしているようですから、美味しい業界である日も残りわずかなのかなと思います。

モスは、儲けれるうちにやっておこうということで、商魂たくましいと思います。