■今日の名言。

道徳なき経済は罪悪である。経済なき道徳は寝言である。

by二宮尊徳

■二宮先生、小学校の校門横で薪を背負って読書していると思えば、こんないいことを言っていたんですね。

確かに、どちらも言いたくなります。それは罪悪だ。それは寝言だ。

ほとんどの事業者がどちらかに分類される^^;

■また道徳というのをどう考えるのかが難しい。

有名企業家の伝記を読むと、単に儲けるだけではなく、社会に貢献することを使命にしてきたと例外なく書いてあります。

もっとも日本が圧倒的に貧しかった時は、国富に貢献することが絶対的なリアリティをもって社会に貢献していると言えたのですが、今のようにシステムが複雑化し、価値観も多様化した現代に単純にそう考えることができるのか。

考え切れないとすれば、ビトー・コルレオーネのように、ファミリーを守るためには人殺しもするという矮小な範囲での善の方がリアリティを持つのではないか。

そこそこ成功している人で、矮小な範囲で絶対的な自信を持っている人によく会います。根拠がなくても自信を持つことは成功要因になるんでしょうね。私は共鳴しませんが。

■この寝言と罪悪の橋渡しをするにはどうすればいいんでしょうか。

またベンサムとかミルとかを読まなければならないのでしょうか^^;

誰か詳しい人がいたら教えてください。