■動画を人材教育に活かすという話です。そんなこと前からやっているといわれそうですが、左官屋さんや飲食店などが、職人技や接客技術の継承に効果を上げているということですから、これは一読の価値ありです。

製造業にしろ職人的な技能の継承には時間がかかります。それが効率性、生産性を阻んでいる一因となっています。しかし、マニュアルにできない職人技というものを捨ててしまうわけにはいきません。それがなければ競争力がなくなってしまうかもしれません。

技能継承が動画を使うことで時短できるとすれば、実に素晴らしい。

■ミソは、自社で動画を作成していること。自社で必要な技能を撮影し、それを各人が見て、真似をして、訓練するという作業です。

考えてみれば、人から人への技能継承も、手本を見せて、あとは自分でやらせてコツをつかむというプロセスですから、それを動画で置き換えることに何ら問題はありません。

むしろ、偏屈な師匠の顔色をみなくていいので、上達が早いかもしれません。

いわば、技能継承の東進ハイスクール化ですな^^

■これまでの動画による人材育成というと、ビデオで撮影して編集して、皆に上映して、というたいそうなものでしたし、業者が介入しなければできないようなものでした。

ところが、スマホさえあれば、そのすべてができてしまいます。変に構えることもなく、楽ちんで、撮り直しも自在です。

各企業は、この方法をマスターされることをお勧めいたします。