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ニトリが外食に進出したようです。

低価格ステーキ店です。チキンステーキが500円。リブステーキが990円。やっぱりステーキなみです。

ニトリ店舗の敷地内に出店し、肉は畜産農家から直接仕入れます。ただいずれは、畜産も自ら行う意欲を見せており、外食においても、製造小売りを目指すようです。

さすがニトリです。外食においても、その効率性が発揮していくのでしょう。

将来的には、ニトリの敷地以外にも展開する予定だそうで、事業として大きく育てていくのでしょう。


以前、メルマガに書きましたが、ニトリは、2032年に売上高3兆円を目標にしています。

業績絶好調が続くニトリだが、11年後に売上目標3兆円は、さすがに厳しいのではないか?

現在は、7200億円程度。11年後に4倍以上となれば、相当背伸びしなければなりません。

ユニクロのように、海外売上を伸ばせるならば、可能性はあるでしょうが、ニトリは海外に弱いときています。

家具や雑貨の需要だけでは目標達成は厳しいので、その他の分野の手を広げることが必至となっていました。

アパレルや家電に進出することは規定路線となっていましたが、ここで外食も柱の一つにしていくということでしょう。

いまは飛ぶ鳥の勢いのニトリですから、何をやってもうまくいくように思えますが、多角化の成功確率が低いことは歴史が証明しています。

(そういえば、ファーストリテイリングさえ、野菜販売を始めて撤退した経緯がありました)

3兆円という目標の是非とともに、多角化の行方を注意してみていきたいと思います。