00


■2013年から2014年までの1年間、ミクシィの社長を務めて、同社の業績を校回復させた朝倉祐介氏の講演です。


ミクシィの事業再生のポイントが簡潔に語られています。

■ミクシィは、日本のSNSの草分けであり、トップ企業でした。ところが、ツイッターやフェイスブック、ラインなどの競合が現れたあたりから業績を落として、苦しんでいました。

そこで社長に就任した朝倉氏が再生を担当しました。1年で回復させたわけですから大したものです。

直接的には、モンストのヒットがあったわけですが、その裏側には相当の苦闘があったと思います。


■事業運営のポイントとして朝倉氏は

1.解くべき課題を間違えない。…つまり、大きくいえば戦略、あるいは目標の設定を間違えないということですね。ここを間違えれば、どんな努力も徒労に終わりますので。

ミクシィの場合、SNSサービスを再生させるのではなく、会社を再生させる(だから、SNSにこだわらずに儲かる事業を立ち上げる)ことだと設定したそうです。

2.人ではなく環境に働きかける。…当時のミクシィは過去の成功体験により保守的になっていたそうです。そんな人たちに理を説いても動かない。そこで、SNS事業を丸ごとアウトソーシングしてしまって、ほかのことをやらざるを得ない状況に追い込んだ、そうです。

これは、孫子のいう「よく士卒の耳目を愚にして、ゆくことなからしむ」(九地篇)の優れた応用例です。すばらしい。

3.大企業病を予防する。…普段から大企業病に陥らないように工夫しておく。一度、保守的になった組織を変えるのは、大変です。実際、朝倉氏は、校回復の功労者であるにも関わらず、1年で謎の退任に至りました。何があったのかは想像するしかありませんが、相当返り血を浴びたのでしょう。。。その苦労がしのばれる発言です。

■それにしても朝倉氏って、実に個性的です。

この人、最初は競馬の騎手になろうとしてオーストラリアに留学したものの背が伸びすぎたので諦め、北海道で競走馬の飼育に携わろうとするもののバイク事故でそれも断念。

大検をとってから受験し、東大法学部!に入学。在学中に起業。卒業後はマッキンゼーに入社。その後、起業した会社に戻り、そこがミクシィに買収されて、同社入社に至ります。

まだ若いのにどんだけ濃い経験をしてんだろう@_@

こういう人もいるんですね。