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メモ。味の素の成長戦略について。

味の素グループは、売上高1兆911億円。事業利益968.5億円。利益率8.88%(2017年3月期・国際会計基準)

従業員数が32734人。一人当たり売上高は3333万円。

ただしここ数年、売上高は横ばいです。

冷凍ギョーザで海外売上を増やす


味の素の場合、海外売上が54% グローバル化が進んでいます。

そこで同グループは海外売上高をさらに伸ばす戦略を立てたようです。

味の素グループとしては成長の見込める海外展開にも手を打つ。2019年度までの中期経営計画では、海外売上高を5274億円と2016年度比で約1000億円増やす計画を掲げるが、その重点戦略を担うのが冷凍食品事業だ。

2014年に米国の冷凍食品メーカーであるウィンザー社を約840億円で買収。買収効果も加わり、北米ではギョーザなどを含むアジア系冷凍食品の分野では市場シェアの4割ほどを握るようになった。

記事によると、味の素の冷凍ギョーザは、国内市場では50%のシェアを誇るトップ商品です。強い商品に一点集中して、市場開拓を目指すのは、弱者の戦略の基本ですね。

もっと多様な商品を販売したくなる気持ちはわかりますが、営業の力を分散させてしまうことになり得策ではありません。

新規開拓こそ積み上げ式で考えていかなければなりません。

ランチェスター戦略「市場シェア理論」で考える目標設定

次に狙うのが欧州市場の開拓だ。味の素冷凍食品の推計によれば、欧州の冷凍食品の市場規模は約5.2兆円に達する。このうち、ギョーザを含むアジア系冷凍食品の市場規模は640億円ほど、このうち6割ほどが家庭用向け市場だ。わずか1%強の規模にとどまるが、近年は2ケタ成長を続けているという。
だが、味の素グループの欧州食品事業の売上高は2016年度で約58億円。冷凍食品の販売が主で、そのほとんどが日本食レストランなど向けの業務用だ。

640億円の欧州アジア系冷凍食品の市場において、4割が業務用だとすれば、256億円。

同社の売上が58億円ということは、ランチェスター戦略にある差別的優位シェア(26.1%)まで、あと9億円弱です。15%アップの上積みなら無理な数字ではありませんよね。

ちなみに、欧州アジア系冷凍食品市場全体としても、同社のシェアは、9%ほど。ランチェスター戦略にいう市場的影響シェア(10.9%)までは、12億円弱です。

いずれも届かない目標ではありませんので、まずは業務用のシェアを高めるべく営業計画を立てるのGいいでしょうね。


ただ記事では、家庭用チャネルの開拓を目指すとあります。その場合、市場橋頭保シェア(2.8%)を目指すことになりますから、640億円×40%×2.8%=11億円弱。

こちらも全然できない数字ではありません。

ランチェスター戦略理論に従うなら、業務用で9億円。家庭用で11億円が、当面の目標になります。


それにしても焼き餃子というのはいい商品ですね。日本では浸透しているのに、海外ではほとんど売れていない。伸びしろだらけですよ。

まるでかつてのステンレス魔法瓶のようではないですか。

実は、私が以前勤めていた会社の冷凍食品事業部が、味の素に買収された関係で、同社には、かつての同僚が多くいます。

ぜひ頑張っていただきたいと思います。