とても重要なエピソードだと思います。
アメリカのあるタイレストランが2週間にわたって閉店していたとか。
その理由がレストランのドアに貼られていた。
「現在、閉店中。10月4日11時より開店。タイ出身の料理長が家族に会えるよう、毎年休暇をとっています。シェフズ・チョイス・ヌードル・バーで働くまで、彼は15年も家族に会っていませんでした。家族と一緒に過ごし、充電してもらいたいという思いから、毎秋2週間にわたり閉店することにしたのです」
この理由が話題になり、店の好感度が上がったというニュースです。
いまの顧客にとって、従業員の処遇は、サービスよりも重要
この記事は、現代の顧客にとって、ブラック企業ではない、従業員を大切にしている。ということが、非常に重要な判断基準になるということを示唆しています。
従業員をたいせつにすることが、サービスの低下よりも重要指標なのです。
特に消費者と接する企業は、このことを忘れてはなりませんね。
SNSがなんでも広めてしまう
もう一つは、SNSのパワーです。SNSがない時代なら、このちょっといい話も常連客の中で共有されるだけに終わったかも知れませんが、今はこういう「感動ネタ」は拡散します。
この店の店主が書いた張り紙が、このような効果を及ぼしたわけで、これも現代の企業がヒントにすべき部分です。
ステークホルダーを大切にしよう
ちなみに従業員を含む企業をとりまく関係者たちのことをステークホルダー(利害関係者)と呼びます。
消費者、従業員だけではなく、株主、債権者、仕入先、販売先、地域社会などを含みます。当然ながら、仕入先、販売先、地域社会などに迷惑をかけるような企業は嫌われます。
これもSNSがありますので、いつ裏の顔が拡散されるかもわかりませんからね。
「廃業寸前」が世界トップ企業になった奇跡の物語
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