これいいですねー
稀代の読書家 出口治明氏の記事です。
もともとは、こちらの本からの抜粋のようです。
教育の目的を
(1)自分の頭で考える力を養う
(2)社会の中で生きていくための最低限の知識(武器)を与える
と定義し、(1)の自分の頭で考える力を養うにはどうすればいいかを簡潔に書いています。
思考の枠組みを持つ
世界をフラットに見るためには方法論(思考の枠組み)が必要です。僕は、タテ・ヨコ・算数という3つの枠組みを提唱しています。
このタテ・ヨコ・算数という思考の枠組みがわかりやすいので、紹介します。
タテとは、昔の人の考えや歴史を知ること。
人生で起こることなど、いくつかのパターンの繰り返しだ、と言われることがあります。さらに、そのパターンは、過去の人が経験したことの繰り返しでもあります。
だとすれば歴史や、過去の人の考えを学ぶことはとても有益です。
人間の賢さなど何千年で進化するものではないのだから、過去の賢人の考えや行動を丹念に知れば、対応する方法は見つかるはずです。
ヨコとは、同時代の人の考えや世界の状況を知ること。
世界で何が起きているか。世界の優れた人たちはどのような考えを持っているかを知ることは意義があります。
今は、ネットでリアルタイムに知ることができます。
過去の歴史を学び、世界の状況を知ることで、現在の自分の立ち位置を把握することができます。自分の考えの基軸を作ることができるということでしょう。
算数とは、エビデンス、数字、ファクト、ロジックで考えること。一つのエピソードで印象付けられたり、ムードに流されないことです。
一つの出来事でムードを作る、いわゆる印象操作というのは、よくあることだし、効き目があります。それだけ我々は、ムードに流されやすいということですな。
こうした思考の枠組みを持っておくことは、自分の考えを作る上でも、有効です。
しかも分かりやすい。
感心したので、ここに書かせていただきました。
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