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■楠木建氏のコラムです。目標など持たず流れに任せて生きることを勧めておられます。いかにも飄々とした楠木氏らしい^^

いわゆる「目標達成型」の人生観が主流となっている風潮に対するアンチテーゼですね。

精神分析医とかも、頑張らない生き方を勧めています。


■基本的に私もこのタイプです。人生の目標などありません。あっても漠然としています。

妙に前向きな主張を聞くと、息苦しくなります。

愚痴もいうし、ネガティブにもなるし、怠けたくなります。


■自然のままに。というのは、日本人にあっている生き方なんでしょうね。

自然のままにしていたらのたれ死んでしまうような欧米では考えられないかもしれない。

彼らは環境を克服しなければ生きていけないが、我々は古来、環境とともに生きることをしてきました。

自然界のあらゆるものに神が宿るアミニズムは、それを克服することを善とはしていないわけですから。


■ただし、生き方においては。です。

ことビジネスに関するならば、目標を立てなければうまくいかないということを私は身を染みて知っています。

自分自身のビジネスについても、コンサルタントとして企業と付き合っていても、常に目標を立てて達成してきました。あるいはしようとしてきました。

まさに「成果を上げる秘訣は、成果とは何かを知ることである」です。


■このあたりの切り分けが難しいですね。

楠木氏は「ストーリーとしての競争戦略」の中で、伝統的な戦略を「資源アプローチ」と「ポジショニングアプローチ」に分けています。




資源アプローチとは、経営資源(主に人材)を育てることで強みを発揮しようという考え方で、ポジショニングアプローチとは、競合他社との差別化や位置取りで強みを発揮しようという考え方です。

当然、両方を混ぜ合わせて使うのですが、日本企業の場合、資源アプローチの考え方が強いことが多いようです。

つまり、人材が育つに任せる。。ということと紙一重です。


■競争戦略は、ポジショニングアプローチの最もたるものです。

日本企業に欠けている部分だと思うからです。


■だから楠木氏がコラムで言っていることは、人生そのものにビジネスの手法をとり入れなくてもいいじゃないか、ということなんでしょうね。

私もそう思います。