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居酒屋経営の楽コーポレーション宇野社長のインタビュー記事です。

日経ビジネスでは、宇野社長の記事を継続的に載せていますが、いつも参考になります。

ぜひシリーズでお読みください。

そういえば以前メルマガにも書いたような。

参考:繁盛する居酒屋には、現場営業に必要なヒントが満載だ

当意即妙な工夫は、姿勢(理念、考え方)から生まれる


宇野社長は、現場ノウハウの塊のような人です。

息を吐くように即妙な知恵が出る。といった趣です。

しかもそのノウハウの数々は、根本的な姿勢(理念、考え方)から来ています。

だからいくら社長のノウハウを学んでも、同じようにはできないでしょう。

学ぶなら姿勢を学ばなければならない。

仕事への「飢え」が原動力


今回の記事では「飢え」という言葉を使っておられます。

楽コーポレーションでは、従業員を最終的には独立させるように勧めています。

入ってくる従業員もそれを知っているので独立志望者です。

独立に対する「飢え」があるから、真剣に仕事に臨む。

その飢えが、様々な工夫を生むのだと言っています。

ちょっと長い引用ですがお許しください。

「飢えて」いればさ。入ってきたお客さんにただ「いらしゃいませ」と挨拶して、おしぼりを出すなんていう接客はしない。入り口で挨拶と同時に「台風一過で、ちょっと汗ばむくらいでしたね、ビールいきますか」なんて言って、オーダーを取る。それでおしぼりと一緒にきんきんに冷えた生ビールを持って行く。2、3人のグループだったらさ、それでお客さんがメニューを見る前に1000円前後の売り上げが上がるわけじゃない。だいたい、ビールっていうのは外から暑いなと思って店に入ってきてすぐに飲みたいもんでしょ。5分もたったら、暑さも落ち着いちゃって冷えたビールのおいしさも割り引かれる。おしぼりと一緒にビールを出す店なら、「あそこのビール、いつも最高に冷えていておいしいんだ」なんてリピートしてくれるかもしれない。

いかがでしょうか。流れ作業でやっていたら絶対に出てこない工夫ですよね。

顧客の様子を見ながら懸命に食らいついていく。

そんな宇野社長の気持ちがみえる話ではないでしょうか。