無印良品を展開する良品計画の社長に、ファーストリテイリング出身の堂前氏が就任するというニュースです。
良品計画の2020年2月期の売上高は、4387億円。決算期が変わって、2021年8月期の売上高予測は、4876億円。
ちなみにファーストリテイリングの売上高予測は、2兆2100億円です。
良品計画の業績は、コロナ禍の巣ごもり消費需要の追い風もあって、好調です。ただし、欧米の業績が芳しくありません。米国は、派手好きな国民性もあり、伸びる可能性が見つけづらいですし、欧州も思ったほどではありません。
米国子会社の破綻は、無印良品の終わりの始まりか?
堂前社長は、ファーストリテイリング時代に、米国やフランスの責任者をしていたこともありますから、良品計画でも期待されるのは、欧米事業の伸長だということでしょう。
頑張っていただきたいと思います。
柳井正氏は、堂前氏の社長就任をどうみているのか?
それにしても驚くのは、ファーストリテイリング出身者の活躍です。
堂前氏は良品計画の社長ですし、澤田貴司氏はファミリーマート社長、玉塚元一氏はローソンの社長を経て、ロッテHDの社長です。
柳井正さん、どんだけ、見る目があるんだーって、思いますね。
しかも三人とも、一時は後継者だと期待しながら、袂を分かった人たちです。
これだけの人材をしても、柳井さんの後継者にはなれなかったのかと感慨深いものがあります。
気になるのは、堂前氏が社長に就任する良品計画は、ファーストリテイリングと競合する部分があることです。
柳井さん、商道徳や倫理には、非常に厳しい人だと聞いております。
その彼が、今回の動きをどう考えているのか、聞きたいところです。
え?もしかすると、両社が提携する布石なの?と、いうような流れになると面白いのですが、どうでしょうか。
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