米アマゾンが、高級スーパー大手のホールフーズマーケットを1兆5000億円で買収したとのことです。
これによりアマゾンは、オーガニック生鮮品のブランドを手に入れたことになります。
また全米460店の店舗網をも手に入れました。
これは、生鮮品の物流拠点となり、近隣家庭に短時間で配達するサービスの実現を強化することになるでしょう。
■日本ではアマゾンは、ヤマト運輸との契約を解消。かわりに小さな運送会社を集めて、独自の配達網を作ろうとしています。
通販ビジネスにおいて最大のネックであり、また競争力の源泉となるのが物流機能であるということをアマゾンは創業以来抱き続けてきました。
アマゾンの物流にかける執念は半端ではなく、アメリカでは一般個人が配達するような取り組みをスタートしています。(白タクならぬ、白運送ですね)
あるいはドローンで配達する仕組みも本気で検討しているらしい。
それに比べて、スーパーの店舗を使った近隣への配達は、かなり現実的です。
アマゾンの事業展開意欲に驚くとともに、日本でも近い将来、全国的スーパーの買収があるのではないかと思ってしまいます。