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以前、このブログで「イキガイ」という日本語が海外でもてはやされているという話を書いたことがあります。

日本語の「イキガイ」が世界を席巻しているそうです

仕事を通じて成長するという思想が日本独特のものであるかどうかは議論の余地はあるでしょうが、西洋にはそう紹介されているようです。

今回は、その続報といいますか、ちょっと皮肉な記事があったので紹介します。(会員にならないと読めないようです。すみません)

「イキガイ」とは何か


ここでいう「イキガイ」とは、

LOVE (大好きな事)

GREAT AT(得意な事)

PAID FOR(稼げること)

NEED(世界が必要としている事)

この4つが重なる部分に名付けられた概念です。

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要するに、仕事をする人間にとっての「存在理由」「存在意義」のようなものです。

確かに、好きで得意で稼げて社会的にも意義のあることを仕事にできればモチベーションは上がるし、長続きするはずです。

実際「創業塾」なんかで、似た概念を紹介しています。創業するなら、やる気が長続きする仕事を選んでほしいですから。

西洋の自己啓発本で拡散した?


この概念に「イキガイ」と名付けたのが誰かはわかりませんが、これが西洋でい広がったのは、スペインの方が書いた自己啓発本『外国人が見つけた長寿ニッポン幸せの秘密』で紹介されたことがきっかけだったらしい。

ということは、まあ、あれですな。

目新しい概念、拡散したい概念に、聞きなれない外国語をあててバズらせようという狙いで紹介されたわけです。

フィンランド式なんとかとか、ユダヤ式なんとかとか。。日本でもよくある手法です。

ですから、それが日本人の幸福感を言い表しているとか、いや全然違うやろとか言うのも野暮な話みたいですよ。

使える時に使えばいい


ちなみに記事では、自殺率も高く、過労死も多い日本にこそイキガイが必要なんじゃないかと皮肉っています。

そう言われるのもわかりますが、自己啓発的な概念や手法なんてのは、モチベーションが上がればそれでよし。目くじらを立てるようなものではありません。

響く人には響いて、人生豊かになればいいんだと思います。

私個人は、この概念、仕事をする上でモチベ―ションを上げるに効果があるし、今後の方向性を考える上でも有益だと思います。

自分でも新しいことを始める時には、考える参考にする図です。

参考にできる時は、大いに参考にすればいいと思います。